G検定の開催概要を解説

G検定の開催概要を解説

自動化などAI技術の需要が高くなるにつれて注目度が高くなっているAI検定。その中でもG検定は比較的易しめで、仕事で一切AIに触れる機会が無い人でも合格者が多いことから、AIに興味があるなら是非受験しておきたい資格と言えるでしょう。
そんなG検定の2020年の試験日程や申込み期間はどのようになっているのでしょうか。そこでここでは2020年のG検定の試験概要などを紹介します。

G検定ってどんな試験?

G検定で抑えるならこの3分野

G検定は一般社団法人ディープラーニング協会が運営するディープラーニングのジェネラリストを認定する試験です。G試験のGはGeneralistのGであり、ジェネラリストとは幅広い知識を持つ専門家のことを言います。このように、G検定ではディープラーニングや機械学習などAIにおける基本的な幅広い知識が問われます。ちなみに具体的にはG検定の試験は応用数学機械学習深層学習の3つの分野から出題されます。

JDLA

参照サイト:jdla.org/business/certificate/

ただし、PythonをはじめとするAI機能の実装に関しては難易度が高いことからG検定では出題されません。そのため、プログラミングの実務経験が無くても挑戦できるレベルの試験となっています。G検定は「ディープラーニングの基礎知識を有し、適切な活用方針を決定して事業応用する人材」の育成を目指して運用されています。そのため、G検定の受験者に関してはエンジニアや研究職の人だけでなく、AIを事業に組み込もうとしている企業の経営者や、AI関連商品を取り扱っている企業の営業職も多いです。

G検定の問題はどのように出題される?

G検定の出題方式は4択問題となっています。そのため、対策無しでも大丈夫と思っている方もいるかもしれませんが、制限時間が2時間なのに対して出題される問題数が226問とかなり多いです。G検定で1問に割くことができる時間は大体30秒程度なので、普段からAI関連の開発を行っている人でも即答できるようにしっかりと問題演習を行ったうえで受験する必要があるでしょう。

2020年の試験日程は?

2020年のG検定の申込みの締め切り

2020年のG検定の試験日程は3月14日・7月4日・11月7日の計3回です。どの日程も土曜日となっているので、社会人でも問題なく受験することができるでしょう。万が一土曜日が休みでない場合、受験のチャンスを逃してしまうと次に試験を受けられるのが4ヶ月後になってしまうので、できる限り有休を確保するなどしてください。

また、G検定の試験会場は自宅です。したがって、自宅にインターネット環境が無いと受験することができません。また、インターネットが不安定な環境だと試験が無効になってしまう可能性もあるので、インターネット環境が安定している場所で受験してください。

試験当日の日程はどのようになっている?

G検定を受験する流れ

それでは、G検定の試験当日の流れはどのようになっているのでしょうか。まず、試験開始30分前までに問題なく試験を受けることができるかテストを行いましょう。G検定の受験用サイトのログイン画面の左下にチュートリアルがあるので、そこにアクセスし、問題なく動作するかチェックします。ここで問題が無ければ本番も問題なく受験できるでしょう。ただし、チュートリアルを終えてログインしても、試験開始10分前にならないと受験できる試験の欄に申し込んだG検定が表示されません。そのため、試験開始10分前まではテキストを読むなどして準備しておきましょう。

G検定をスタート

試験開始10分前にページを更新すると、G検定が表示されるので、右側にある「開始する」ボタンをクリックしたら受験する言語を決めたり、受験するにあたっての規約が表示されたりするので読み進めていきます。最後のページに辿り着いたら画面の下の方に黄緑の「受験を開始する」と書かれたボタンが現れ、それをクリックするとチュートリアルの時に見た画面と同じ画面が表示されるので試験開始となります。13時ちょうどでなくても試験を受けることはできるので、待ち時間が嫌なら13時を待つ必要はありません。

そして問題に回答して2時間経過して試験が終わったらアンケートに回答して試験終了となります。受験した2週間後頃に合否がメールで届くので、忘れずに確認しましょう。

2020年のG検定の申込みの締め切りは?

例年のG検定の申込みの締め切りは基本的に試験の11日前の23時59分です。2020年の申込み期限はまだ発表されていませんが、3月の試験の申込みは2月3日から開始とのことなので、できるだけ早く受験料の支払いを済ませましょう。受験料の支払い方法はクレジットカード・コンビニ払い・Pay-easyの3つの方法があります。コンビニ払いとPay-easyの場合、支払い期限が過ぎると再度申し込みをしなければいけなくなってしまうので注意しましょう。

また、申し込み方法に関してはインターネットのみとなっています。G検定は自宅受験なので受験票が送られてこないことから、ディープラーニング協会からのメールを間違えて削除したり、見落としたりしないように気を付けてください。

G検定を受験するチャンスは年3回!申込みミスを失くして確実に受験しよう

受験料の支払い期限や申込み期限が試験当日から近いので、忘れる心配はあまり無いでしょうが、ギリギリまで申込みや支払いを延ばしてしまうと忘れてしまうかもしれません。
毎年G検定は3月・7月・11月の3回行われており、1回受験のチャンスを逃してしまうと次に受験できるのは4ヶ月後になってしまうので、予定通りに受験できるように先延ばしにせずに申込み・支払いを済ませましょう。