G検定の試験日程を知って、早めの対策をしよう!

G検定の試験日程を知って、早めの対策をしよう!

IT化がどんどん進んでいっている現代社会では、人工知能における技術のひとつである、ディープラーニングに大きな注目が集まっています。そのような中、G検定という言葉を目にする機会も増えてきているのではないでしょうか。IT業界で働くのであれば、ぜひ知っておきたい検定です。ここでは、G検定について詳しく説明していくので、参考にしてみてください。

G検定の概要

ディープラーニング技術は、2012年頃から急速に発展してきました。音声認識や、画像認識を始めとした、ディープラーニング技術の活用は、日本が得意としているものづくりにも大きく貢献する可能性を秘めており、また、年々、深刻な問題になってきている、少子高齢化社会に伴う労働力不足の解消の手助けになる可能性も持っていることから、とても注目が寄せられている技術でもあります。しかしながら、そのディープラーニング技術を担い、事業に活用できるような人材は、不足しているのが現状です。ディープラーニングが今後の日本の産業の基盤となり、私たちの未来を支えていくためにも、まずは人材の育成が最優先事項となっているのです。

JDLA

参照サイト:jdla.org/business/certificate/

G検定は、別名ジェネラリスト検定とも言われています。この検定は、一般社団法人日本ディープラーニング協会(jdla)によって、2017年に創設されました。一般社団法人日本ディープラーニング協会(jdla)とは、ディープラーニングを中心としている技術によって、日本のさまざまな分野における産業競争力を向上させていくことを目指して、ディープラーニングを事業の核としている企業が中心となって設立された組織です。このG検定を通して、ディープラーニングに関する基礎知識を持ち、適切な活用方針を決定し、事業応用ができるような人材を育成することを狙っています。ちなみに、適切な手法を選択して、ディープラーニングを実装していく人材の育成をしていくためには、E検定(エンジニア検定)が設けられています。

2020年G検定の試験日程

G検定の試験は年に数回、不定期で行われており、2020年の第一回目は、3月14日の土曜日、13時から開催される予定となっています。オンライン受験のため、自宅で受験することができ、受験資格に制限は設けられていません。申し込みは、G検定受験サイトにおいて、2020年2月3日、月曜日の13時から、3月6日、金曜日の23時59分まで可能となっています。また、受験料については、一般の場合は税抜き12,000円、学生の場合は、税抜き5,000円です。試験は、学習シラバスより小問226問の知識問題が出題され、多肢選択性となっており、制限時間は120分です。

それ以降の日程に関しては、第二回目が、2020年7月4日の土曜日、第三回目が2020年11月7日の土曜日に開催される予定となっています。それぞれ試験日の、一か月から一カ月半くらい前から、申し込みが可能になることが予測されるので、G検定の取得を検討している人は、ホームページなどで情報の確認をしておくようにしましょう。

検定の申し込みに関しては、決済が終わってしまった後での、キャンセルや返金ができないようになっています。そのため、仕事の調整や勉強のスケジュールをしっかりと立てて、無理のない範囲で、計画的に受験することが大切です。また、個人で検定試験を受けることができる他、団体でも申し込みが可能となっています。職場で検定を受けることで、ディープラーニングの知識や情報を共有することができると共に、社内全体のスキルアップを目指すこともできるでしょう。

G検定の学習シラバス

日本ディープラーニング協会の学習シラバスには、ディープラーニングの概要や手法、自然言語処理やロボティクスなど、多岐に渡っている研究分野について、そして、ディープラーニングの応用などについても触れられています。また、それだけでなく、人工知能の定義や動向、そして、トイプロブレムやシンボルグラウンディング問題、シンギュラリティなどを始めとした人工知能分野の問題、機械学習の具体的手法やデータの扱い、ディープラーニングの応用に向けた内容についても知識を深めていけるような内容になっています。

日本ディープラーニング協会が執筆したG検定テキスト、「深層学習教科書 ディープラーニング G検定(ジェネラリスト) 公式テキスト」も販売されています。このテキストは、最新シラバス「JDLA Deep Learning for GENERAL 2018」に完全準拠しており、練習問題も掲載されているだけでなく、最新のディープラーニング事情についても学ぶことができるため、G検定を受けようと考えている人だけでなく、ディープラーニングについて学びたい人や、事業において活用しようと考えている人にとっても、おすすめの一冊です。

深層学習教科書 ディープラーニング G検定(ジェネラリスト) 公式テキスト

日本の未来を担うG検定

これから未知の可能性を秘めており、日本の産業におおいに活用することができるディープラーニングは、IT業界で仕事をする上で、ぜひとも習得しておきたい分野です。また、人材も不足しているため、習得しておくことで、自分自身の価値も高めることができます。G検定を受けて、自分自身のスキルアップに役立ててみてはいかがでしょうか。