より専門的な知識を身に付けたい、キャリアアップをしたいなどの理由で、E資格を取得しようと考えている方もいるでしょう。E資格は難易度の高い試験で、誰でも簡単に合格できるものではありません。そのため、受験する前にしっかり準備しておく必要があります。この記事では、E資格の機械学習を学ぶ時におすすめの参考書を紹介していきます。
E資格取得を目指すならこんな参考書がおすすめ！
E資格を取得するためには、様々な知識やスキルが必要になります。試験で出題されるのは、主に機械学習や応用数学、深層学習、開発・運用環境などの問題です。こういった分野を自分で学びたい時は、参考書を使って勉強すると良いでしょう。参考書によってどの分野を網羅しているかが変わります。E資格に必要になる全ての知識を網羅したものから、一定の分野に特化したものまであるので、自分の目的に合わせて選ぶことが必要です。
ディープラーニングに関してあまり知識がない方におすすめなのは、機械学習に特化したもの、E資格の取得に必要な応用数学を学べるものです。ディープラーニングに関して基本的な知識がない方が、いきなり本格的な参考書を購入すると、問題についていけない場合があります。そのため、まずはディープラーニングの基本となる、応用数学と機械学習について学べるもの選ぶようにすると、スムーズに勉強が進められます。
E資格取得を目指す方に人気になっているおすすめの参考書
定番の入門書「ゼロから作るDeep-learning」
エンジニアの方達に人気になっているのが「ゼロから作るDeep-learning」です。オライリー・ジャパンが発行している参考書で、ディープラーニングを学ぶための入門書として定番になっています。エンジニアの基礎を学べる本ですが、E資格の参考書としても十分活用できます。非エンジニアの方にも読みやすい本なので、エンジニア未経験の方にもおすすめの1冊です。ただし、学問的なことをメインに解説している本なので、他の参考書と合わせて使うと効率的にディープラーニングのことを学べるでしょう。
日本ディープラーニング協会の理事長の書籍「人工知能は人間を超えるか」
ディープラーニングに関して理解が浅い初心者の方におすすめなのが、「人工知能は人間を超えるか」です。これは日本ディープラーニング協会の理事長松尾豊教授の本で、AIに関しての歴史や将来性などについて書かれています。参考書というよりは、読み物としても十分楽しめる書籍です。いきなり本格的な勉強をするのは敷居が高い、そう感じている人にもおすすめできます。読んでいるだけでもディープラーニングがどういうものなのか、仕組みを知ることができるので、最初の1冊としてもぴったりです。
機械学習について学びたいなら「深層学習」
「深層学習」は、機械学習に特化した参考書です。ディープラーニングの研究者が、機械学習に関して詳しく解説しています。高度な内容はもちろん、基礎的な内容も網羅しているので機械学習の基礎を学びたいと考えている方にもおすすめです。複雑なプログラムや数式などはそれほど使われていないので、機械学習がどういうものなのか雰囲気を掴むのにも向いています。実装についてはあまり詳しく書かれていないため、この本で雰囲気を掴んだ後に、より本格的な参考書に移るようにすると効率的に学習が進められるでしょう。
機械学習初心者におすすめの「Pythonではじめる機械学習」
全く知識のない状態から機械学習を学ぶのに適した入門書を探している方におすすめなのが、「Pythonではじめる機械学習」です。E資格を取得する上で、機械学習についての知識は欠かせません。機械学習のアルゴリズムや特徴量エンジニアリングなどについて、実践的な内容が書かれています。ディープラーニングについても書かれていますが、量はそれほど多くないため、ディープラーニングを効率的に学ぶために、基本的な知識を身に付けておきたいという方におすすめの書籍です。
一押し参考書はこれ！
先でも紹介しましたが、「ゼロから作るDeep Learning」は、ディープラーニングについて本格的に学ぶことができる本です。Pythonについての基礎知識、ニューラルネットワークの学習など、ディープラーニングに必要な知識やスキルを全て網羅しています。章を追いながら自分で実際にディープラーニングを動かせるような構成になっている実践的な書籍です。実践的な書籍ということで、初心者の方がいきなりこの本で学び始めるのは少し難しいかもしれません。そういう場合は、まず初心者にも理解しやすい参考書で学ぶことをおすすめします。その上で「ゼロから作るDeep Learning」を読めば、より理解が深まり効率よく学習を進められるでしょう。
自分のレベルや目的に合った参考書で学習しよう！
E資格の機械学習を学ぶための参考書は多く販売されています。それぞれ内容はもちろん、初心者向けなのか上級者向けなのかも変わってきます。初心者の方が上級者向けの参考書をいきなり購入しても、効率よく学習を進めることはできないでしょう。大切なのは自分のレベルや何を学びたいのかに合わせて参考書を選ぶことです。自分に合った参考書を見つけて、E資格の取得を目指してください。