E資格はAI関連職(エンジニアや研究者)が合格しており、一般の方は難易度が高く感じられる資格試験です。E資格の不合格者はどれぐらいいるのでしょうか?E資格に落ちた原因は何なのでしょうか?
今回はE資格の不合格者が落ちた原因をまとめてご紹介します。
また、E資格に合格するための対策方法も解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。
E資格に落ちた人はどれぐらい?
開催回 | 申込者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
2021 #2 | 1,193 | 1,170 | 872 | 74.53% |
2022 #1 | 1,357 | 1,327 | 982 | 74.00% |
2022 #2 | 917 | 897 | 644 | 71.79% |
2023 #1 | 1,131 | 1,112 | 807 | 72.57% |
2023 #2 | 1,089 | 1,065 | 729 | 68.45% |
2024 #1 | 1,215 | 1,194 | 867 | 72.61% |
2024 #2 | 930 | 906 | 600 | 66.23% |
出典元:JDLA
一般社団法人日本ディープラーニング協会はE資格の結果を発表しており、過去5年間の合格率は約70%となっています。つまり、E資格に落ちた人は30%(10人中3人)です。
業種別の合格者数を見ると「ソフトウェア業」「情報処理・提供サービス業」「製造業」の合格率が高く、他の業界の方の合格率は低いです。
つまり、E資格に合格している人はAI関連の仕事をしている方ばかりです。
E資格は難易度が高いため、AI初学者はシッカリ勉強しなければ落ちてしまいます。
Twitter上では「E資格に落ちた」とツイートしている人が多くいます。
Twitterを見るとE資格は難易度が高い資格であることがわかるでしょう。
受験者のTwitterツイートに興味がある方は、下記の記事を読んでみてください。
難易度が高い「E資格」とは
E資格とは、ディープラーニングの理論を理解しており、適切な手法を選択して実装する能力を保有していることを認定する試験です。一般社団法人日本ディープラーニング協会がAI人材を育成するために主催しており、試験に合格すればキャリアップが見込めます。
「数学的基礎」「機械学習」「深層学習の基礎」「深層学習の応用」「開発・運用環境」が出題範囲で、専門用語に関する問題やコーディング問題が出ることが大きな特徴です。
また、120分で100問程度の試験問題を解かなければいえないなど難易度が高い試験となっています。
上記の動画では難易度が高いE資格の攻略法が解説されているため、ぜひ視聴してみてください。
E資格の試験概要
試験時間 | 120分 |
出題方法 | 多肢選択式 |
試験問題数 | 100問程度 |
出題範囲 |
|
試験会場 | 指定の試験会場 |
試験日程 | 年2階:夏・冬 |
受験資格 | JDLA認定プログラムの修了証を保有している人
※過去2年以内に修了していること |
受験費用(税込) |
|
E資格について詳しく知りたい方は、下記の記事を読んでみてください。
E資格に落ちた原因
E資格に落ちてしまう原因には、どのようなものがあるのでしょうか?
E資格に落ちないためにも原因を把握しておきましょう。
シラバスが改定されて試験対策しにくい
E資格シラバスは1年~2年に1回改定されています。
シラバスが改定される理由は、一般社団法人ディープラーニング協会は、新たなテクノロジーに対応できる人材の輩出を目指しているためです。
近年では、AIは自然言語処理だけでなく画像認識や音声認識、画像生成など、あらゆる場面で使用されるようになってきました。最新技術に合わせて、E資格のシラバスが改定されます。
シラバスが改定された直後に試験を受験すると「試験対策しなかった箇所が出題された」となり試験に落ちてしまいます。
E資格の学習時間を確保しにくい
E資格に合格するための学習時間は100~200時間です。
1日1時間の学習時間を確保する場合は3~6ヶ月間勉強しなければいけません。
1日3時間の勉強時間を確保する場合は1~2ヶ月間勉強する必要があります。
社会人の方で仕事をしながらE資格の勉強をするのは想像以上に大変です。
E資格の不合格者の中にも「勉強時間が確保できずに試験に落ちてしまった」と言っている方がいます。
このように、E資格の学習時間を確保できないことも試験に落ちる原因です。
AIに関する専門用語が多くて難しい
E資格は「人工知能」「機械学習」「ディープラーニング」の分野で、聞き慣れない専門用語が出てきます。専門用語には以下のようなものがあります。
人工知能 | 幅優先探索、STRIPS、ヒューリスティックな知識など |
機械学習 | 回帰問題、シグモイド関数、AdaBoostなど |
ディープラーニング | 誤差逆伝播法、多層パーセプトロン、勾配消失問題など |
難しい言葉が出てくるため、AI初学者の方は「専門用語を覚えるのが大変だ」と感じてしまいます。
苦手意識が芽生えてしまうとE資格に合格しにくくなります。
E資格とG検定を同等のレベルだと勘違いしやすい
一般社団法人日本ディープラーニング協会は「G検定」と「E資格」を主催しています。
どちらもAIに関する能力を保有することの認定試験ですが、レベルが異なるため気をつけてください。
G検定はAI関連の職種でない方も合格していますが、E資格はAI関連の職種の方が主に合格しています。なぜなら、Pythonの実装能力などが求められるためです。
難易度はE資格の方が高いため「G検定に合格したら合格できるはず!」と甘く見ないようにしましょう。
E資格とG検定の違いについて詳しく知りたい方は、下記の記事を読んでみてください。
E資格に合格するための対策方法
E資格に落ちる原因をご紹介しましたが、合格するためにはどのような対策をすればよいのでしょうか?ここでは、E資格に合格するための対策方法をご紹介します。
E資格の最新シラバスを把握しておく
E資格の最新シラバスを把握しておき、試験対策を入念にしておくと合格ラインに到達できます。
2023年8月には、2024年8月開催予定の試験からシラバスが改定されることが発表されました。
シラバスの主な変更点は以下の通りです。
応用数学 |
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機械学習 |
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深層学習 |
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開発・運用環境 |
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そのため、2024年8月開催予定のE資格を受験する方は、以下を勉強しておきましょう。
E資格のシラバス改定について詳しく知りたい方は、下記の記事を読んでみてください。
E資格の学習スケジュールを立てる
E資格は学習スケジュールを立てて、100~200時間勉強していくことで合格が近づきます。
E資格の学習スケジュールを立ててコツコツと勉強するのが苦手という方は、E資格対策講座を受講することをおすすめします。
なぜなら、E資格対策の講座を受講すれば、進捗管理をしてもらえるためです。
また、試験勉強に躓いたり、モチベーションが下がったときに相談することも可能です。
E資格の学習スケジュールを立てるために、学習アプリを活用してみても良いでしょう。
E資格対策の講座を受講する
E資格で出題される専門用語が難しい場合は、E資格対策の講座を受講しましょう。
E資格対策の講座を受講すれば、わかりにくい箇所もイラストで描いてわかりやすく解説してもらえます。
苦手分野に躓いたときでも、講師にどのように習得すればいいか教えてもらえるため、習得しやすくなります。そのため、AI初学者でもE資格に合格できると評判の講座を受講するようにしましょう。
ProSkilllは業界最安値のE資格対策で、E資格の受験に必要なJDLA認定セミナーを開催しています。
認定を受けることが受験資格になるため、E資格講座を探している方は「JDLA認定プログラム E資格対策」をご検討してみてください。
E資格に落ちた原因まとめ
E資格は難易度が高い資格試験で不合格となることもありますが、落ち込む必要はありません。
E資格に落ちる原因は主に以下のようなものがあり、これらの対策をしておけば合格できます。
- シラバスが改定されて試験対策がしにくい
- E資格の学習時間を確保しにくい
- AIに関する専門用語が多くて難しい
- G検定とE資格を同等のレベルは勘違いしやすい
そのため、E資格に合格したい方はE資格対策の講座を受講することをおすすめします。
もし、E資格対策の講座をお探しの方は、業界最安値で受講しやすく、最短で合格を目指せる「JDLA認定プログラム E資格対策講座」をご検討してみてください。