E資格は独学でも取得できる資格なの?

E資格は独学でも取得できる資格なの?

E資格は難易度が高く、合格率は60%台ですが、受験者の大半が現役の研究者かエンジニアです。そのため、独学で受験勉強をするのはかなり大変と言えるでしょう。そこで独学でE資格の合格を目指す場合、どのような学習を行えば良いのでしょうか。ここでは独学でE資格の合格を目指すための勉強方法などについて紹介します。

E資格を独学で勉強するのが難しいのはなぜ?

G検定は一切プログラミングを学んだことがない人が独学で勉強をしても合格できる資格であり、合格率も60%台と比較的高い数字を誇っています。それに対して、E資格は独学だと合格を目指すのはハードと言われるのはなぜなのでしょうか。その理由に関しては、E資格の試験内容にあります。g検定はジェネラリストを育成する目的で運営されている資格なので、出題される問題に関してもAIに関する基本的な知識が中心です。それに対して、E資格はAIエンジニアを育成する資格であり、AIの実装も試験内容に含まれています。

そのため、E資格を受験するにあたってはPythonを用いたプログラミングを学ぶ必要があります。しかも、実務を想定した問題が出題されるので、ただプログラミングコードが書けるだけではなく、実際にプログラミングを行ってAI機能を実装できるだけの実力が必要です。そうなると、一切プログラミングを学んだことがない人や、プログラミングはわかるけれども業務を想定したコードを書いたことがない人は不利と言えるでしょう。

独学で勉強するならどのようにすれば良い?

一切AIに関わる仕事に携わったことがなく、プログラミングに関する知識も無い人がE資格を受験する場合は、プログラミングに重点を置いた勉強方法が効率良いと言えるでしょう。そこで、プログラミングを0の状態から独学で学ぶにはどのように勉強を進めていくのが良いのでしょうか。

まずPythonの難易度に関しては、他の言語と比べてもコードがシンプルで、初めてプログラミングを学ぶ人にもおすすめの言語と言えます。そのため、他の言語を学習して基礎を身に着けてからPythonに移行するなどといった必要はないでしょう。ただ、ループ文・if文などのプログラミング独特の文法で躓いてしまう人が多く、初めてプログラミングを学ぶならこれらの基本的な文法を身に着ける必要があります。

独学でプログラミングの基本を学びたいならAidemyがおすすめ

そこで独学でプログラミングの基本を学びたいならAidemyがおすすめです。AidemyはAIプログラミングに特化した学習サイトであり、Pythonや統計・数学などAIエンジニアを目指すために必要なことが学べます。一切プログラミングを学んだことがないことを想定してサイトが造られており、実際にコードを少しずつ書きながらレッスンが進んでいくシステムなので、初心者でも楽しくPythonが学べるでしょう。ちなみにAidemyはE資格を受験するために必要なJDLA認定プログラムも開講しており、こちらのプランなら半年間Aidemyの無料・有料講座を受講できるので、Aidemyで学習を行うならJDLA認定プログラムを契約するのがおすすめです。

Aidemyである程度コードの書き方を理解できたらいよいよ実装に入ります。エンジニアとして働くにはインターネットで情報収集することも大切ですが、難しい専門書を読むことも大切と言えます。そこでおすすめするのが、オライリーから発行されている『ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装』『Pythonではじめる機械学習 ―scikit-learnで学ぶ特徴量エンジニアリングと機械学習の基礎』の2冊です。オライリーはPython以外にもプログラミング関連の専門書を多数発行しており、エンジニアを目指すなら避けては通れないと言えるでしょう。

この2冊はかなり字の量が多く、しかも厚さもあるので大変ではありますが、サンプルコードが多く掲載されているので、内容を理解することが難しかったとしても、実際にコードを書いてみることで徐々に理解できるようになっていきます。実装を想定したコードが書かれていることから、実装に関する知識をカバーするならこの2冊の内容を徹底的に取り組むと良いでしょう。ただし、専門用語が多く登場する書籍であり、特に数学・統計の基礎ができていないと進めていくのがハードになってしまうので、並行して数学・統計の基礎固めも行いましょう。

また、プログラミング以外の学習ももちろん疎かにしてはいけません。g検定の出題数がが240問なのに対してE資格は120問と半分になっていますが、その分内容が濃い問題が出題されるので、すぐに答えられるように対策を行う必要があります。特に引っかかる人が多い数学・統計の参考書の中でも特に簡単に解説が行われていておすすめなのが『人工知能プログラミングのための数学がわかる本』です。数学が苦手な人や文系の人をターゲットに書かれた本であり、Pythonのコードも登場するので、実装を想定した数学・統計が学べます。

独学は基礎固めが大事!

プログラミング経験が無い状態で独学でE資格の学習を進めるには、しっかりと基礎を固められる学習を行うことが大切です。現役のエンジニアなどとして働いている人たちと比べて、どうしても遥かに多い勉強量が求められますが、もちろんエンジニア未経験でもE資格に合格することは不可能ではありません。徹底的な対策を行って合格を目指しましょう。