E資格認定プログラムを比較!自分に合った講座を見つけよう

E資格認定プログラムを比較!自分に合った講座を見つけよう

AI関連の資格において、最高峰といわれる「E資格」。
E資格に合格したとなれば、AIエンジニアとしての実力は疑う余地はないでしょう。ビジネスにおけるさまざまな領域でAIの活用が推進されている現在、あらゆる業界から注目されている資格といっても過言ではありません。

ITの未来を担う重大な役割を背負うAIエンジニアなら、できる限り取得しておきたいE資格ですが、当然ながら難易度は高く、誰もが簡単に合格できる資格ではありません。

この記事では、E資格受験のために必要となるJDLA認定プログラムについて解説します。自分に合った講座を選んで、最短距離での合格をつかみましょう。

JDLA認定プログラムとは?

E資格試験を受検するためには、試験の日から2年以内にJDLA認定プログラムを修了している必要があります。同じAI関連の資格でも、申し込めば受験できるG検定とは異なり、E資格は認定プログラムを受講しなければ受験資格を得られません。認定プログラムの内容も決して易しいものではないので、受験資格を得るまでにも大きなハードルがあるといえるでしょう。

JDLA認定プログラムは、多くの民間事業者や高等教育機関が提供しており、金額や受講形式もさまざまです。企業に所属しているエンジニアには、企業が契約している講座が用意されていることもありますが、そうでない場合はどの講座を受けるべきか悩んでしまうはずです。

また、認定プログラムはただ受講すれば良い訳ではありません。プログラム終了後の修了テストに合格しなければ修了証明ナンバーは得られないため、自分のライフスタイルや学習方法に合った講座を受けなければ、プログラムを修了することは難しいでしょう。学習内容のレベルが高く、金額も安くはないだけに、講座選びは非常に重要なポイントであることがわかります。

JDLA認定プログラム選びのポイント

現在約16社の教育機関がJDLA認定プログラムを実施しています。eラーニングで受講できたり、リアルタイムでの質問ができたりするなど、講座によって特徴があります。

ここでは、認定プログラムを選ぶ際にどのようなポイントに気を付ければよいかを解説します。

学習形態で選ぶ

認定プログラムには、教室を使っての対面講義や、Zoomなどを活用したオンライン講義、自学自習で進めるeラーニング形式などがあります。
新型コロナウイルス感染症の流行以降、すべての企業がオンライン講義を実施しており、対面形式のほうが珍しくなっているようです。

オンライン講義には、わざわざ教室に行く必要がなく、自宅などでリラックスしながら受講できるというメリットがあります。しかし、実際に教室に足を運び、講師と対面しながら受講するほうが集中できる場合は、あえて対面講義を選ぶ人もいます。

また、受講できる時間が限られていたり、自分のペースで学習を進めたい場合にはeラーニングが便利です。eラーニングでは、学習スケジュールの管理やモチベーションの保持を自分自身でしなければならないため、強い意志と意欲のある人に向いているでしょう。

質問対応があるか

認定プログラムを選ぶにあたって重要視する人が多いのが質問対応の有無です。一般に、質問対応が充実している講座は、初心者向けの丁寧な指導を売りにしている講座が多く、そのぶん金額も高めに設定されている傾向があります。反対に質問対応がない講座は、自分の力で調べ、解決していける人に向いています。

E資格試験では最先端の知識が要求されますが、調べればわかる内容がほとんどです。しっかりとした基礎知識があり自学自習が得意なタイプの人は、質問対応の有無にこだわらなくても良いかもしれません。

E資格試験の対策がついているか

JDLA認定プログラムは必ずしもE資格試験の試験対策が含まれている訳ではありません。本番直前の対策までしっかりやってほしいという人は、模擬試験や予想問題演習がついたプログラムを選びましょう。
試験対策に関しては、市販のE資格対策の問題集などを活用することもできます。

前提知識はどれくらい必要か

ディープラーニングについての知識が少ない場合、認定プログラムの内容を理解するのは困難です。講座によっては、一定レベルのプログラミング経験や数学の知識がなければ受講ができないものもあるので、前提知識がどの程度必要かをしっかり確認しておきましょう。

初心者の場合は、自分の知識レベルがどの程度の位置にあるのか把握し、事前学習講座などを用意してくれている講座を選ぶと良いでしょう。

また、数学の微分や確率、機械学習の仕組みやPythonコーディングの知識などは、市販の参考書でも学習できるので、講座をスタートする前に勉強しておくと良いでしょう。

最短コースでわかる ディープラーニングの数学

「最短コースでわかる ディープラーニングの数学 」(2019/4/11)
(引用:https://www.nikkeibp.co.jp/atclpubmkt/book/19/273470/

ゼロから作るDeep Learning ❸ ―フレームワーク編

「ゼロから作るDeep Learning ―― Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装」(2016/9)
(引用: https://www.oreilly.co.jp/books/9784873117584/ )

修了できなかった・合格できなかった場合のお助け制度はあるか

受講開始前に考えることではないかもしれませんが、E資格は難易度が高く、前提知識も必要であることから、始めたはいいものの「ついていけない」「修了できなかった」「不合格だった」という場合も考えられます。そのような場合にリトライ割引や途中返金制度があるかどうかも、講座選びのポイントになります。

JDLA認定プログラムを比較

ここでは、JDLA認定プログラムの概要をまとめました。料金形態やオプションなどが複雑な場合や、詳細が変更になる場合もあるため、詳細を知りたい人は各社に問い合わせてみましょう。

講座名 受講スタイル 料金(税込) 受講日数 必要な前提知識とサポート内容 その他
【AI研究所】
JDLA認定
E資格対策講座
会場受講/eラーニング/オンライン受講 eラーニング78,000円/オンライン138,000円/会場138,000円 会場・オンラインは4日(26時間)/eラーニング・会場受講も同じ 前提知識なしからスタート可能。事前オンライン学習全7時間を用意 キャンペーン割引、返金制度あり
【株式会社AVILEN】
E資格コース
オンライン 149,600円/
E資格スピードコースは99,000円
学習サポートは6ヵ月後まで。教材閲覧は1年間 前提知識なしからスタート可能。前提知識から習得したい方のために「E資格+基礎講座セット」を用意(税込171,600円 ) 学割・法人向け団体割
あり
【株式会社zero to one】
E資格向け認定プログラム
オンライン 165,000円 ビデオ教材受講、演習課題の修了含めて、60〜100時間程度 微分積分、確率統計、線形代数の基礎知識、Pythonプログラミング基礎知識があること
【株式会社Present Square】
E資格講座
eラーニング(オンライン動画講義)/オンライン(ライブ講義) eラーニング
96,800円円/オンライン
215,600円
3時間×全8回+演習・確認テスト 前提知識なしからスタート可能だが、数学・統計学講座・Python基礎講座など、の基礎講座の受講を推奨している 学生証提示・G検定合格証書・再受講・受講生の紹介者の割引あり
【Study-AI株式会社】
3ヶ月で現場で潰しが効くディープラーニング講座
eラーニング 495,000円 約41時間/応用数学(6時間)、機械学習(5時間)、 深層学習(30時間) 高校数学までの数学知識、プログラミング経験を有すること リトライ割引・団体割引あり
【株式会社アイデミー】
E資格対策講座
eラーニング 327,800円 3ヵ月 前提知識なしからスタート可能 合格保証サポート制度あり
【エッジテクノロジー株式会社】
ディープラーニング講座
オンライン 123,024円 教材閲覧期限は受講開始日より90日間 高校数学の知識・プログラミング経験または同程度の学習経験が必要。受講前に数学と機械学習講座のテストに合格する必要あり(別途テスト費用がかかります) 学生割引あり
【株式会社キカガク】
ディープラーニングハンズオンセミナー
オンライン 165,000円 7時間x3日+E資格対策動画 (20 時間分)+E資格事前確認テスト/
閲覧期限は講義資料・動画ともに無期限
前提知識なしからスタート可能。数学・Pythonの予習動画を無料プレゼント
【スキルアップAI株式会社】
現場で使えるディープラーニング基礎講座
オンライン(一部eラーニング)/eラーニング オンライン165,000円/eラーニング
55,000円
オンライン32時間(動画講義8時間
、事前学習8時間+ライブ講義16時間+補足動画6時間
+Notebook解説動画16時間/eラーニング32時間(Notebook解説動画含む)
Pythonライブラリの基本的な使い方を習得している・線形代数、微分、確率・統計の基本的な理論を理解している・機械学習の基礎知識があること eラーニングのチャット質問対応は110,000円
【NABLAS株式会社】
DL4E Deep Learning 基礎講座 (E資格対応版)
一部オンライン /
完全オンライン
費用記載なし 受講期間記載なし Pythonコーディング、ライブラリの使用経験、機械学習の基礎知識/大学レベルの基礎数学、線形代数、微積分、確率の理解があること iLectシステムという独自の計算環境が利用でき、煩わしい環境設定や設備が不要
【株式会社STANDARD】 AIエンジニア育成講座/AI_STANDARD E資格試験対策講座(法人向け)
記載なし 費用記載なし 委託先事業者による 記載なし 他事業者への委託によるオンライン講座
【株式会社Fusion One】 実務で使えるディープラーニング講座 オンライン ¥440,000 3ヶ月コース(隔週開催) 【必須】プログラミングの基礎知識
【推奨】数学の基礎知識(微分積分、線形代数、確率・統計)
Python超入門講座・AI入門講座・Pythonで作るディープラーニングAI基礎講座・オリジナルテキスト提供などのオプションあり
【キラメックス株式会社】
TechAcademy E資格コース
オンライン

 

費用記載なし 受講期間記載なし 前提講座としてAI研修を修了していること

おすすめのJDLA認定E資格対策講座

ご紹介したJDLA認定プログラムの中で、オススメのプログラムを紹介します。

AI研究所 JDLA認定E資格ディープラーニング対策講座

AI研究所のE資格ディープラーニング対策講座は、丁寧でわかりやすい講義が特徴です。難易度の高い認定プログラムの中でも、受講生の修了率は99.2パーセントにもおよび、決して置いてけぼりにされないきめこまやかな指導に定評があります。

AIやディープラーニングに関して一定レベルの知識が要求されるプログラムも多い中、「知識ゼロからの最短合格」ができる講座となっているため、これからAIを学びたいという方に特ににおすすめです。事前学習コースも用意されているため、知識不足でついていけなくなる心配がありません。

受講期間も最短4日間と他のセミナーと比較して短期で修了できるほか、価格も最安で78,000円(税込)と認定プログラムの中でも比較的安価となっています。最安価格で受講できる「eラーニング」も人気ですが、気軽に利用できる「オンライン受講」や、講師と対面してしっかりと学ぶことができる「会場受講」が選べるのも、多くの人にマッチしやすい理由になっています。

おすすめのJDLA認定E資格対策講座の詳細はこちら

自分に合った講座を見つけ、確実な知識を身に付けよう

AIやディープラーニングの技術は、社会において活用の場を広げています。AIエンジニアの重要性は今後ますます高まっていくでしょう。E資格は、そんなAIエンジニアとしての知識・技術力を確固たる水準に高め、証明していくために最適な資格です。

決して簡単に取得できる資格ではありませんが、未来を担うAIエンジニアを目指す人は挑戦する価値があるでしょう。認定プログラムの内容をしっかり身に付け、知識を確実なものにするためには、自分に合った講座・コースを選ぶことが大切です。難易度も高く、料金も安くはないだけに、事前によく調べて申し込みましょう。