【2024】プログラミング資格おすすめ13選!取得するメリットや選ぶポイントも解説

【2024】プログラミング資格おすすめ13選!取得するメリットや選ぶポイントも解説

AI業界の飛躍的な成長の裏で、AI人材不足は日ごとに深刻さを増しています。
2016年の経済産業省の調査では、2030年までにAI人材が最大79万人不足する可能性があると試算されました。

デジタル化社会の波は今後さらに加速すると予測され、AI業界の成長を支える人材育成はまさに社会全体の課題となっています。そこで注目を集めているのがプログラミング系の資格ですが、その種類の多さに戸惑う方もいるのではないでしょうか?

この記事では、おすすめのプログラミング資格を目的、職種別に13選ご紹介します。プログラミング資格を取得するメリット、選ぶポイントも解説するので、プログラミング系資格取得を検討している方はぜひ参考にしてください。

参照:経済産業省「AI人材需要に関する調査

目次

プログラミングとは

プログラミングとは、コンピュータに特定の作業を実行させるために、コンピュータが理解できる言語で指示を記述することです。

私たちの身の回りのWebサイトやスマホアプリ、ゲーム、AIなどは、全てプログラミングで作られています。プログラミング言語は、Python、Java、C++など、さまざまな種類があり、それぞれ得意とする分野や特徴が異なります。

プログラミング言語の種類

プログラミング言語は100種類以上あるといわれていますが、一般的に使われているプログラミング言語は約30種類です。

以下では、主なプログラミング言語、およびその特徴・用途を一覧にまとめてみました。

プログラミング言語 主な特徴・用途
Python シンプルで分かりやすい文法
JavaScript Webブラウザで動作
Java 大規模システム開発
C# ゲーム開発
C++ 高性能なソフトウェア開発
PHP Webサーバーサイドの開発
Go 高速でシンプルな言語
Ruby Webアプリケーション開発
Swifti OSアプリ開発

プログラミングの資格を取得するメリット

プログラミングの資格を取得するメリット

プログラミングの資格を取得するといくつものメリットがあります。

  1. 就職・転職で有利になる
  2. 年収アップが期待できる
  3. 仕事のモチベーションが上がる

メリット①就職・転職で有利になる

プログラミング資格を取得すると、就職・転職活動が有利に進みます。
AIやIoTなど、デジタル技術が社会全体に急速に浸透する中、プログラマーはAI・IT関連企業をはじめ、製造業や金融業など、幅広い業界から「引く手あまた」の状態です。

資格はプログラミングスキルを客観的に示すだけでなく、企業に対して「即戦力として通用する」という強いアピールになります。選抜時の優位性を確立する上でも非常に有効なスキルといえるでしょう。

メリット②年収アップが期待できる

プログラミングの資格を取得することで、年収アップが期待できます。
ニーズの高い資格を取得すれば自身の市場価値が大幅に向上し、その価値は「収入」という形で具現化されます

就職・転職予定者はもちろん、現職のプログラマーにとっても、専門性の高いポジションへの昇進や年収交渉の強いアピールポイントとなるでしょう。

メリット③仕事のモチベーションが上がる

プログラミングの資格を取得すると、仕事に対するモチベーションが大きく向上します。資格取得で得たスキルを実際のプロジェクトに活かせた達成感は、やはり何ものにも代えがたい喜びです。

専門性の高い資格を手に入れたという実績は、自己肯定感を高め、さらなる成長への意欲を掻き立てます。複雑な課題にも積極的に挑戦できるようになり、ひいてはプログラマーとしてのキャリア拡大につながっていくでしょう。

プログラミングの資格を選ぶポイント

プログラミングの資格を選ぶポイント

プログラミングの資格を選ぶ際には、以下のポイントを押さえておきましょう

ポイント①難易度で選ぶ

プログラミングの資格は、自分に合った難易度の資格を選ぶことが重要です。
現在のスキルレベルに対して難しすぎる資格を選ぶと、学習のハードルが高く、途中で挫折してしまう可能性があります。

一方で、簡単すぎる資格は学びの効果が薄く、実務や求職活動において十分な効果を発揮しません。
まずは、現在のスキルレベルを客観的に評価し、自身の成長につながりつつも、合格を目指せる範囲内で選ぶことが大切です。

ポイント②汎用性の高さで選ぶ

プログラミングの資格は、汎用性の高さも重要な判断基準です。
汎用性の高い資格を取得することにより、活躍の分野が大きく広がります

たとえば、Pythonは幅広い用途に対応できるプログラミング言語であり、データ分析やWeb開発など多くの分野で利用されています。また、E資格のように、知名度が高く、国内AI資格の中でも最高難易度とされる資格は、専門性と信頼性の証として評価されます。

どの資格を選ぶべきか迷った場合は、受験者が多く、実際の現場で広く使用されているプログラミング言語に対応した資格を選ぶと良いでしょう。

ポイント③職種・目的別に選ぶ

プログラミング資格は、職種や目的に応じて選ぶことも重要です。

目的が明確でないときは汎用性の高い言語や人気の資格を選ぶのが無難ですが、特定の職種でキャリアを積みたい場合は、その分野に適した資格を取得する方が効果を発揮します。

プログラミングに関する資格は非常に多く、一部プログラミングが必要な資格まで含めると100種類以上あるといわれています。

この膨大な選択肢の中から最適な資格を選ぶには、まず自分が目指す職種やスキルアップしたい分野を明確にすることが大切です。その後、その分野に対応した資格を絞り込んで選択へと進みましょう。

次項では、職種や目的別におすすめのプログラミング資格を紹介するので、ぜひ自分のキャリアプランに合ったプログラミング資格を見つけてください。

AIエンジニア向けプログラミング資格

AIエンジニア向けプログラミング資格

まずは、注目のAIエンジニア向けのプログラミング資格を3選ご紹介します。

  1. E資格
  2. G検定
  3. Python3 エンジニア認定基礎試験

AIエンジニア向け資格①E資格

E資格は、AI資格では国内最高難易度の権威ある資格で、ディープラーニング分野におけるエンジニアの登竜門といわれています。

ディープラーニングの理論と実践的なプログラミングを習得し、AI業界でキャリアアップを目指す方に最適な資格です。

受験料
  • 一般:33,000円
  • 学生:22,000円
難易度
試験時間 120分
主催 一般社団法人日本ディープラーニング協会

E資格対策ディープラーニング短期集中講座 |ProSkilll

E資格対策ディープラーニング短期集中講座は、4日間でE資格取得を目指せる短期集中型講座です。

カリキュラムは、機械学習のアルゴリズムからスタートし、Pythonプログラミング基礎や画像認識アーキテクチャプログラミングなど、E資格の受験範囲を完全カバー。講義最終日には試験直前フォローアップ講座も実施しています。

会場受講、ライブウェビナー、eラーニングの3種類の受講スタイルから選べるので、多忙な方にも最適な学習プログラムとなっています。

スケジュール/申し込みはこちら

E資格については、以下の記事で詳しく紹介しています。
具体的な難易度についても解説しているので、受験を検討している方はぜひご一読ください。

E資格とは?受験する方必見!難易度や合格のための学習方法を徹底解説!

AIエンジニア向け資格②G検定

G検定は、ディープラーニングの仕組みや活用事例を理解し、ビジネスシーンでAIを効果的に活用するための能力を評価されます。

E資格の前段階として受験する方が多く、AIプログラミングに関する基礎知識を体系的に学ぶための第一歩として最適な資格です。

受験料
  • 一般:13,200円
  • 学生:5,500円
難易度
試験時間 120分
主催 一般社団法人日本ディープラーニング協会

JDLA認定 G検定対策講座|ProSkilll

JDLA認定 G検定対策講座は、わずか1日でG検定合格を目指せる短期型講座です。
特別技術顧問にはAIの権威・栗原 聡教授を迎え、G検定の試験範囲を基礎から応用まで午前と午後の2部構成で効率的に学習します。

学習スタイルは3種類(会場受講・ライブウェビナー・eラーニング)から選べ、今なら各コースともお得なキャンペーン特価で受講可能です。

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AIエンジニア向け資格③Python3 エンジニア認定基礎試験

Python3 エンジニア認定基礎試験はPythonの入門的な知識を測る資格で、Pythonの基本的な文法や標準ライブラリの使い方が中心に出題されます。

この資格は、Pythonエンジニア認定試験シリーズの初級レベルに位置し、より高度な試験へのステップアップを目指すことも可能です。

受験料
  • 一般:10,000円
  • 学生:5,000円
難易度
試験時間 60分
主催 一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会

Python基礎セミナー講習|ProSkilll

Python基礎セミナー講習は、Pythonの基礎から応用まで2日間で学べるセミナーです。

カリキュラムは、Pythonの基本文法、スクレイピングプログラム実装、実践的なPython構文の実装など、幅広くカバーしています。基本項目が出題されるPython3 エンジニア認定基礎試験対策にもおすすめです。

スケジュール/申し込みはこちら

Python3 エンジニア認定基礎試験については、以下の記事で紹介しています。
難易度や合格率、出題範囲について詳しく解説しているので、資格取得を目指す方はぜひ参考にしてください。

Python3エンジニア認定基礎試験とは?試験概要、難易度、受験メリットを解説

ゲームプログラマー向けプログラミング資格

ゲームプログラマー向けプログラミング資格

続いて、人気のゲームプログラマー向けプログラミング資格を2選紹介します。

  1. Unity認定試験
  2. C言語プログラミング能力認定試験

ゲームプログラマー向け資格①Unity認定試験

Unity認定試験は、人気のゲームエンジン・Unityのスキルを証明する資格です。

ユーザー、アソシエイト、プロフェッショナルの3つのレベルがあり、自分のスキルに合わせて試験を選択できます。ゲームプログラマー、VR/AR開発などで活躍したい方におすすめです。

受験料 34,055円~45,845円
難易度 易~中
試験時間 105分~180分
主催 Unity

Unity基礎セミナー|ProSkilll

Unity基礎セミナーは、3種類の受講スタイルから選べる短期集中型セミナーです。

講義では、サイコロゲームやゲームAI開発を実際に行い、これらを通じてプログラミングを体系的に学習します。基礎から応用までしっかり学べるので、Unity認定試験のユーザーはもちろん、アソシエイトを目指す方に最適です。

スケジュール/申し込みはこちら

ゲームプログラマー向け資格②C言語プログラミング能力認定試験

C言語プログラミング能力認定試験は、C言語を用いた実践的なプログラミング能力を評価する資格試験です。

3つの級から構成され、3級では基礎を学び、2級では500行程度の中規模プログラム、最高難易度の1級では、言語処理系やユーティリティといった高度なプログラムの作成能力が求められます。

受験料
  • 1級:8000円
  • 2級:6,600円
  • 3級:5,400円
難易度 易~中
試験時間
  • 1級:60分
  • 2級:90分
  • 3級:150分
主催 サーティファイ情報処理能力認定委員会

Webプログラマー向けプログラミング資格

Webプログラマー向けプログラミング資格

次は、Webサイトを開発するWebプログラマー向けプログラミング資格を2つ紹介します。

  1. PHP技術者認定試験
  2. Ruby技術者認定試験

Webプログラマー向け資格①PHP技術者認定試験

PHP技術者認定試験は、PHPの基礎知識から実践的なプログラミングスキルまでを評価する資格です。初級から準上級、上級まで、レベル別に試験が用意されています。

受験料
  • 初級:13,200円
  • 上級・準上級:15,000円
難易度 易~高
試験時間
  • 初級:1時間
  • 上級・準上級:2時間
主催 一般社団法人PHP技術者認定機構

Webプログラマー向け資格②Ruby技術者認定試験

Ruby技術者認定試験は、Rubyを使ったプログラミングやオブジェクト指向など、幅広い知識を問われる資格です。

シルバーとゴールドの2種類の資格があり、合格すると「Ruby Association Certified Ruby Programmer」として認定されます。

受験料 各16,500円
難易度 易~中
試験時間 90分
主催 Ruby Association

アプリプログラマー向けプログラミング資格

アプリプログラマー向けプログラミング資格

続いて、アプリ開発を行うアプリプログラマー向けプログラミング資格を2選紹介しましょう。

  1. システムアーキテクト試験
  2. Android技術者認定試験

アプリプログラマー向け資格①システムアーキテクト試験

システムアーキテクト試験は、情報システムの設計・開発をリードするプログラマー育成を目的とした国家資格です。

経済産業庁認可の資格で、論文試験の難易度が高いことでも知られており、論理的な思考力や問題解決能力が求められます。

受験料 7,500円
難易度
試験時間 300分
主催 独立行政法人 情報処理推進機構

アプリプログラマー向け資格②Android技術者認定試験

Android技術者認定試験は、Androidアプリ開発のスキルを証明する資格です。試験は四肢択一形式で、アプリ開発の基礎知識やプラットフォーム開発などのプログラミングスキルが問われます。

以前は「ベーシック」「プロフェッショナル」の2種類開催していましたが、現在は基本的な知識を測る「ベーシック」のみを実施しています。

受験料 15,000円
難易度
試験時間 90分
主催 一般社団法人IT職業能力支援機構

就職・転職向けプログラミング資格

就職・転職向けプログラミング資格

最後は、就職・転職に適したプログラミング資格を4選ご紹介します。
一般的に認知度が高い資格を厳選したので、適した資格が分からない方も以下から選択してください。

  1. ITパスポート
  2. プログラミング能力検定
  3. 日商プログラミング検定
  4. Oracle認定Javaプログラマ

就職・転職向けプログラミング資格①ITパスポート

ITパスポート試験は、社会人として必要なITの基礎知識を問う国家資格です。

AIやビッグデータなど、最新のIT技術から経営戦略まで、幅広い分野の知識が求められますが、一般的にはプログラミング経験がなくても合格可能といわれています。

受験料 7,500円
難易度 易~中
試験時間 120分
主催 独立行政法人 情報処理推進機構

就職・転職向けプログラミング資格②プログラミング能力検定(プロ研)

プログラミング能力検定は、小学生から大学生、社会人まで幅広い層が受験しているプログラミング資格です。

ビジュアルプログラミング言語とテキストプログラミング言語の両方をカバーしており、レベルも6段階と細かく分かれています。

受験料
  • レベル6:8,700円
  • レベル5:6,500円
  • レベル4:5,400円
  • レベル3:4,300円
  • レベル2:3,200円
  • レベル1:2,100円
難易度
試験時間 40分
主催 株式会社プログラミング総合研究所

就職・転職向けプログラミング資格③日商プログラミング検定

日商プログラミング検定は、プログラミングの基礎から応用まで、4レベルで構成された資格です。

主催は日商簿記で有名な日本商工会議所で、就職・転職時にも歴史と信頼性のある「日商」のスキルという点で高く評価されます。

受験料
  • ENTRY:3,300円
  • BASIC:4,400円
  • STANDARD:5,500円
  • EXPERT:6,600円
難易度 中~易
試験時間
  • ENTRY:30分
  • BASIC:40分
  • STANDARD:60分(知識30分・実技30分)
  • EXPERT:80分(知識40分・実技40分)
主催 日本商工会議所

就職・転職向けプログラミング資格④Oracle Java SE 11 認定資格

Oracle認定Javaプログラマは、Javaプログラミングのスキルを証明する国際的な資格です。
企業システムやクラウドサービスなど、幅広い分野で活躍できる高度なJavaプログラマーとしての能力を評価します。

ブロンズ・シルバー・ゴールドの3レベルがベースですが、オラクルマスタープラチナという最高難易度の資格もあります。

受験料
  • ブロンズ:14,630円
  • シルバー・ゴールド:37,730円
  • オラクルマスタープラチナ:231,000円
難易度 易~高
試験時間 65分(ブロンズ・シルバー・ゴールド)
主催 日本オラクル社

プログラミング資格についてまとめ

デジタル社会の加速化を背景に、プログラミング資格が注目を集めています。
しかし、本記事で紹介したようにプログラミング関連資格は数多くあり、今回紹介した資格も実はごくわずかです。

プログラミング資格を取得したい場合、まず目的・用途、対応職種を明確にしておくと、プログラミング資格選びがスムーズに進みます。受験したい資格が決定したら、次は効果的な学習方法を選択しましょう。

ぜひ、こちらの中から希望に合ったセミナーを選択して、最短期間で合格を勝ち取ってください。