G検定の勉強では、通信講座も活用できます。通信講座は、試験で出題される問題に合わせてカリキュラムが組まれているのが一般的です。どこから勉強に手をつけてよいかわからない人も、カリキュラムにしたがって勉強を進めればG検定に合格できる実力が身につく可能性があります。通信講座で学べるカリキュラムを、今回は紹介していきます。
人工知能（AI）に関するカリキュラム
g検定の通信講座に必ずと言ってよいほど含まれているのが、人工知能（AI）に関するカリキュラムです。g検定では、人工知能についてのさまざまな知識が問われます。通信講座のカリキュラムは、検定試験の出題範囲である日本ディープラーニング協会の学習シラバスをもとに考案されているケースが多く、本番の試験で役立つ内容になっています。NTTLS（エヌ・ティ・ティラーニングシステムズ株式会社）が提供している通信講座には、人工知能に関する次のようなテーマのカリキュラムが含まれています。
AIを利用する目的
g検定では、ディープラーニングの知識をビジネスに応用するスキルが問われます。AIなどのコンピューターを利用する目的を学ぶことは、このようなg検定の問題を解くときにも役立つ可能性があるでしょう。g検定を行う一般社団法人日本ディープラーニング協会がサイトで紹介している学習シラバスでは、AIを取り巻く問題がひとつのテーマになっています。どのような目的でAIが活用されているかを把握していれば、発生する問題についても理解しやすくなるかもしれません。
AI技術の変遷
「AI技術の変遷」は、これまでのAIの歴史を学ぶ際に役立つ可能性があるカリキュラムです。日本ディープラーニング協会の学習シラバスでは、AIをめぐる動向もテーマに挙げられています。第1次AIブームや第2次AIブームなどについて通信講座で学んでおくと、AIの動向に関する問題がスラスラと解ける可能性がでてきます。
AIの定義
AIの定義も、g検定の学習シラバスに挙げられているテーマです。AIの技術をビジネスに応用するには、AIがどういうものかをしっかりと理解しておかなければなりません。具体的な定義は、AIのプロジェクトなどに携わるうえでも知っておきたい内容です。
機械学習やディープラーニングに関するカリキュラム
g検定では、機械学習やディープラーニングといった専門性の高い知識を問う問題も出題されます。これらのテーマでは具体的な手法や問題点などが広く問われるため、重点的に学習しておく必要があります。NTTLSの通信講座に用意されているのが、以下の2つのカリキュラムです。
機械学習とは
機械学習は、G検定でもとくに重要度が高いテーマです。機械学習の教師あり学習や教師なし学習などは、G検定を受けるうえで押さえておきたい内容のひとつです。複雑な内容の分野でも、こちらの通信講座のようなeラーニングであれば一つずつ理解していける可能性があります。講座で使用する教材では、教師あり学習と教師なし学習がカラフルな図で解説されています。具体例も紹介されているため、機械学習のイメージがつかみやすいかもしれません。
深層学習とは
G検定では、ディープラーニングも重要なテーマになっています。深層学習とも呼ばれるディープラーニングは、コンピューターに画像や音声を認識させたり、異常を検知させたりするのに必要な技術です。このテーマも内容がやや複雑であるため、解説がわかりやすい通信講座は勉強をするうえでも役立ってくれるでしょう。
ビジネスへの応用や活用例に関するカリキュラム
NTTLSの通信講座には、専門技術をビジネスに応用する知識が学べるカリキュラムもいくつか用意されています。
「応用分野と活用事例」と「適切な組織設計」
g検定の学習シラバスには、「ディープラーニングの応用に向けて」という項目があります。項目では、ディープラーニングの産業への応用や現行の議論などがテーマに掲げられています。通信講座のこちらのカリキュラムは、このような出題範囲の勉強をする際に役立つ可能性が高いです。A専門技術をビジネスの現場で活用する方法や業務を仕組み化する方法などは、g検定の受験者にとって押さえておきたい内容と言えます。
「ビジネスサイドの要件」と「契約と知的財産」
学習シラバスでは、ディープラーニングに関する法律や倫理もテーマになっています。AIなどのコンピューターについては、専門家の間でもいろいろな議論が行われています。ビジネスの場でも、法律のルールや倫理を意識してコンピューターを活用、運用をすることが必要です。「ビジネスサイドの要件」や「契約と知的財産」などのカリキュラムでは、コンピューターを活用するうえで知っておくべき条件やルールが学べる可能性があります。
通信講座のカリキュラムは出題範囲を体系的に学べる内容になっている
ここで紹介したような通信講座のカリキュラムは、G検定の出題範囲を体系的に学べるのがメリットになっています。音声や画像で学べるeラーニングは、複雑な内容も理解しやすいかもしれません。同じG検定の通信講座でも、カリキュラムの内容はサービスによって少しずつ変わります。講座の利用を考えているときは、公式サイトなどでカリキュラムの詳細をチェックしておくことが大切です。