IT業界の入門資格と言われているITパスポートと、AIに関するジェネラリスト・エンジニアを育成する目的で運営されているE資格。
これらの資格は趣旨が全く違うものですが、エンジニアを目指している人の場合両方の取得を目指している人もいるでしょう。
そこで、この記事ではITパスポートとE資格の難易度や、出題される内容の違いなどについて解説します。
ITエンジニア?AIエンジニア?
ITパスポートはIT業界、E資格はAIエンジニアに特化した資格
ITパスポートでは、IT業界で働くうえで知っておきたい基本的な問題が出題されます。
具体的にはハードウェア・ソフトウェアに関する知識に加え、エンジニアとして知っておきたい開発手法や、経理・法律など様々です。
このようにITパスポートは、エンジニアとして働く際に必要な幅広い知識が必要とされます。ITパスポートから派生する資格に関しては、基本情報処理技術者や応用情報処理技術者が挙げられます。
それに対して、E資格では、AIを実装するエンジニアとして働くにあたって必要な知識が求められます。具体的には機械学習やディープラーニングのトレンドや考え方に加えて、Pythonを使ったAIの実装方法など、実践的な問題が多い傾向があります。
ITパスポートとE資格の違い
国家資格かベンダー資格かという点も挙げられます。
ITパスポートはIPA独立行政法人情報処理推進機構と呼ばれる機関が運営しており、国家資格として認められています。
一方、E資格は一般社団法人日本ディープラーニング協会が運営する資格であり、こちらは国家資格ではなく、ベンダー資格に分類されます。
ただ、IT業界で働くにためには国家資格は必要ないので、国家資格かベンダー資格かどうかという点はそれほど意識する必要はないでしょう。なお、国家資格と比べてベンダー資格は受験費用が高額な傾向があるので、受験する際は注意が必要です。
難易度はどちらの方が難しい?
プログラミングができなくても合格できるのはITパスポート
ITパスポートとE資格の難易度を比較すると、E資格の方が圧倒的に難しいと言えるでしょう。
ITパスポートは、IT業界でこれから働く人やIT業界に関わるうえで知っておきたい知識を身に付けたい人向けの資格であり、IT業界に興味がある学生や、関係ない業界で働く社会人の受験者も多いです。
問題の難易度も基本中の基本となるレベルの問題が中心であり、さほど難しくはないと言えるでしょう。
プログラミング言語に関する問題はあっても、コードの書き方は出題されないので、プログラミングができなくても合格できる可能性は高くなります。
Pythonなどプログラミングが必要なE資格
それに対してE資格は、IT技術の中でもAIに特化した資格です。
E資格のワンランク下の資格としてG検定が挙げられ、こちらではAIを仕事で活用するために必要なAIに関する知識が求められるのに対し、E資格では、実際にPythonを用いてプログラミングを行うスキルが求められます。
そのため、実際にエンジニアとして働いた経験が無い状態で受験するのはハードと言われています。
また、Pythonだけでなく、高校~大学レベルの数学・統計学に関する問題も出題されていることから、基本的に受験者も研究者やエンジニアとしてAIに携わっている人が中心となっています。
ITパスポートとE資格はどんな時に受験するべき?
それでは、ITパスポートとE資格はそれぞれどんな時に受験しておくと良いのでしょうか。
未経験から目指すならITパスポート
まずITパスポートに関しては、未経験からIT業界への就職活動を考えている時におすすめの資格と言えます。
IT関連資格の中でもITパスポートは比較的難易度の低い資格であることから、実際にエンジニアとして働くに際して、自分のスキルをアピールするための資格としては弱いですが、IT業界に興味を持っていることややる気をアピールするための手段としては良いです。
したがって、例えば文系などIT業界とは無縁の学部からIT業界を志望する場合に、どんな業界か、どんな仕事をするのかを理解するために受験すると良いでしょう。
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なお、既にプログラミングなどを学んでいてIT業界を志望しているなら、ITパスポートよりもより実践的なスキルが求められる基本情報処理技術者や応用情報処理技術者を受験するのがおすすめです。
AIのエンジニアを目指すならE資格
E資格は先ほど解説したように、AIエンジニアとして、AIを実装できるだけのスキルが求められる資格であることから、AIエンジニアへの転職を目指しているエンジニアにおすすめの資格と言えます。
ただし、難易度が高い資格であり、いきなりE資格合格を目指すのは難しいです。そのため、G検定を受験して、AIに関する基本的な知識を身に付けてから挑戦しましょう。
また、IT業界はスキル・経験が求められる業界であり、資格はあくまで自分のスキルをアピールするための手段の1つでしかありません。
ですから、AIエンジニアを目指すならE資格を受験するだけでなく、AIエンジニアとしての経験が積める職場への転職も考えておくと良いでしょう。
AIエンジニアを目指すならE資格を受験しよう!
ITパスポートはIT業界の常識を知るための資格です。
一方、E資格はAIエンジニアとして実際に働く際に必要な知識・スキルを身に付けるための資格であり、これらの資格は趣旨が全く異なります。
難易度も大きく異なるので、この2つの資格だけでなく、基本情報処理技術者試験や、G検定など派生資格も理解したうえで、自分のキャリアプランを実現するために必要な資格を受験をしましょう。
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さらに、事前オンライン学習により、数学や機械学習、Pythonの基礎知識を身につけれるため、初心者でもE資格にトライすることができ、大変おすすめです。
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E資格とITパスポートの違いについてまとめ
ITパスポートはITの基礎とビジネス常識を証明するのに対し、E資格はAIの実装に特化した高度な専門スキルを証明するもの、という違いがあります。ご自身の目指すキャリアによって、適切な資格を選択することが重要です。
