E資格の試験ではpythonの実装が出題されます。
しかし、特にG検定の延長でE資格を受験した人などプログラミングを初めて学ぶ人からすると、どんな問題が出題されるのか、そもそもプログラミングをどのように勉強すれば良いのかなど不安なことが多いでしょう。
そこでここでは、E資格で出題されるpythonはどんな言語か、どのように対策すれば良いかなどについて解説します。
そもそもpythonってどんな言語?
pythonは、AIという言葉が注目されたことがきっかけで一気に知名度が上がりました。
JavaやC言語など数ある言語の中でもコードの書き方がシンプルで初心者でも書きやすいことから、初めて学ぶ言語にpythonを選ぶ人も多いです。
pythonは他の言語と比べてライブラリが充実しており、数的処理の面で優れていることから機械学習と相性が良く、pythonがAI開発の主流となりました。
pythonが登場したのは1991年のことであり、プログラミング言語としての歴史は実を言うと長いです。
そこから2012年頃から一気に注目度が上がり、プログラミング言語の中でも上位に食い込むようになりました。
E資格ではどんな問題が出題される?
E資格では、pythonによるプログラミングが出題されます。
実際にエンジニアとして働いている人が仕事で求められるレベルの問題が出題されるという口コミが多いことから、特にE資格の受験をきっかけにpythonを学ぼうとする人は不安に感じるかもしれません。
そこでE資格のpythonプログラミングに関しては、numpyを使ってニュートラルネットワークを組み上げるという問題が出題されます。
基本的にE資格で出題されるpythonのライブラリはnumpy程度なので、対策をするにあたっては色々なライブラリに触れるよりも、numpyの様々な使い方を理解することに重点を置いて学習を進めるのがおすすめです。
E資格取得のために読んでおきたい参考書
E資格対策テキストは少なく、過去問題集も存在しないのでどんな参考書を使って対策をすれば良いか迷っている人は多いでしょう。
基本的にはJDLA認定講座の問題集を活用するのが良いですが、選ぶ講座によって差があるので、その差を受けられるようなE資格対策用の参考書を紹介します。
『Pythonではじめる機械学習―scikit-learnで学ぶ特徴量エンジニアリングと機械学習の基礎』
引用:Amazon
プログラミング関連本の定番であるオライリーから出版されている本書では機械学習の基本的な部分について解説されています。
G検定と比べるとE資格は求められる知識の難易度も一気に上がっており、G検定は自宅受験できるので完全に記憶する必要がないのに対してE資格はそれが通用しません。
そこで実際にpythonを使ってコードを書きながら機械学習が学べるので、E資格受験に必要な知識を身に着けながらpythonの動かし方もわかるようになります。
『ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装』
引用:Amazon
先ほど解説した参考書同様、オライリーから発行されている本書ではディープラーニングの実装について解説されています。
コードの量が多いので特に初めてプログラミングを学ぶ人からすると文字の量が多く読み終えるのが辛い部分もあるかもしれませんが、AIエンジニアなどとして働くために必要な基礎を身に着けられるでしょう。
ちなみに本書は日本ディープラーニング協会の推薦図書にも指定されています。
『スラスラ読める Pythonふりがなプログラミング』
引用:Amazon
先述の2冊は専門用語が多く登場するうえに、文章量も多いので初めてプログラミングを学ぶ人にはなかなか読みにくいです。
そこでおすすめするのがふりがなプログラミングシリーズのpythonであり、プログラミングの文法に関してわかりやすく解説されています。
if文やループ文など基本中の基本の部分を図を用いて解説しているうえに、参考書自体の厚さもそれほどないので初めて学ぶ人でも無理なくプログラミングの文法を理解できるでしょう。
『Pythonによるあたらしいデータ分析の教科書』
引用:Amazon
こちらはある程度プログラミングができるものの、pythonを使ったデータ分析を初めて行う人向けの参考書です。
データ分析とはどのように行うのかについて解説が行われていることから、pythonの実装をどのように行うのかイメージを掴む際に使うと良いでしょう。
しかも画像処理やスクレイピングなど幅広い内容を学べるので、AIエンジニアになってからも役立つ1冊です。
『現場で使える!NumPyデータ処理入門 機械学習・データサイエンスで役立つ高速処理手法』
引用:Amazon
pythonのたくさんあるライブラリの中でも特に使用頻度が高いのがnumpy。
numpyに焦点を当てて解説が行われているので、かなり難易度は高いですが、プログラミング問題の対策を徹底的に行いたい人におすすめです。
500ページ以上にわたって解説が行われており、辞書感覚で使えるのでこちらもAIエンジニアになってからも役立つでしょう。
python対策を入念に行ってE資格に合格しよう!
E資格の試験の中でもpythonの実装に関する問題はかなり多いです。
そのため、どれだけpythonに対する理解が深められるかがE資格合格への鍵と言っても過言ではないでしょう。
特に初めてプログラミングを学ぶ人からするとE資格のpython対策はかなり大変でしょうが、入念に対策を行えば合格することは不可能ではありません。
JDLA認定講座のテキストなども用いて対策を行いE資格合格を目指してください。