エンジニア転職は売り手市場が続いており、年収アップや働き方の改善を狙いやすい状況です。ただし、準備不足で転職活動を始めると、希望条件と合わない企業を選んでしまう可能性もあります。本記事では、エンジニア転職の市場動向のポイントから、目的別のおすすめ転職サイト・エージェント27選、成功のための進め方までを解説します。
未経験からエンジニアを目指す方や、キャリアアップを成功させたいエンジニアの方は、ぜひ参考にしてください。
エンジニア転職の現状とは

昨今のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進にともない、エンジニア転職の市場価値は大きく変化しています。まずは、エンジニア転職を検討するうえでおさえておくべき現状を、以下の3つのポイントで解説します。
- エンジニア転職は今も売り手市場
- 年収は職種・スキルで大きく変わる
- 年齢よりも経験・実績が重視される
自身の市場価値を客観的に把握し、有利にエンジニア転職を進めたい方は、ぜひ参考にしてください。
エンジニア転職は今も売り手市場
エンジニア転職は、依然として強力な売り手市場(求職者が有利な状態)です。東京労働局が発表した「職種別有効求人・求職状況」によると、全職種の平均有効求人倍数が1.48倍であるのに対し、開発や運用を含むIT技術関連職は3.16倍と突出した数値を記録しています。
また、将来的なIT人材不足も深刻です。経済産業省の「IT人材需給に関する調査」では、IT需要の拡大に対し供給が追いつかず、2030年には最大で約79万人のIT人材が不足すると試算されています。企業の採用意欲は非常に高く、実務経験を持つエンジニアにとっては、好条件を選びやすい環境が続くでしょう。
※参考:東京労働局|職種別有効求人・求職状況(一般常用)
経済産業省|IT人材需給に関する調査
年収は職種・スキルで大きく変わる
エンジニア転職における年収額は、どの職種・スキル領域を選ぶかによって大きく変動します。特に、AI・データサイエンス・セキュリティといった先端領域は、エンジニア転職市場でも人材の希少性が高く、高年収が提示されやすい傾向にあります。
一方で、既存システムの保守運用のみなど、代替が容易な領域では、給与アップの幅が限定的になりがちです。エンジニア転職で大幅な年収アップを狙うのであれば、市場価値の高い技術領域へキャリアをシフトさせることが重要です。
年齢よりも経験・実績が重視される
現役のエンジニア転職市場では、35歳限界説よりも経験と実績が重視される傾向にあります。これは、エンジニア採用においてGitHubやポートフォリオ、課題解決の実績などを通じて「何ができるか」を企業が判断するためです。実際、モダンな技術を学び続けているエンジニアは、40代以降でも評価されるケースがあります。
また、20代後半~30代は実務経験が積み上がりやすく、伸びしろも見られやすい時期です。エンジニア転職では、年齢を懸念するより、保有スキルを適切にアピールすることが重要です。なお、スキルを客観的に証明する手段として、資格取得も有効でしょう。特に年収アップに直結しやすいAI分野の資格については、以下の記事で解説しています。
エンジニア転職サイト・エージェントを使うメリット
エンジニア転職においてエージェントを利用するメリットは、自己応募と比較して、選択肢の拡大と交渉・対策の面で有利になりやすい点です。主なメリットは以下のとおりです。
| メリット | 要点 |
| 非公表求人の紹介 | 一般サイトに出ない募集にも出会える |
| 条件交渉の代行 | 年収交渉や入社日調整を任せられる |
| 選考対策の強化 | 職務経歴書添削・模擬面接で通過率改善につながりやすい |
現職で忙しいなか、効率良くエンジニア転職を進めたい方ほど、活用する価値は大きいでしょう。
エンジニア転職サイト・エージェントを使うデメリット
エンジニア転職においてエージェントを利用することには、いくつか注意すべきデメリットもあります。
| デメリット | 要点 |
| 担当者によって質に差がある | 提案の精度や対応スピードが変わる |
| 希望と違う求人を紹介される場合がある | 条件の優先順位が伝わっていないとズレが生じる |
| 求人の選択肢が偏る可能性がある | 特定業界・企業に強い反面、他領域は弱いこともある |
これらは担当者の変更を申し出たり、複数サービスを併用して比較したりすることでカバー可能です。
目的別に選ぶエンジニア転職エージェント

エンジニア転職を成功させるには、自分のスキル段階と転職の目的に合うサービスを選ぶことが重要です。代表的な選び方は、次の3パターンです。
- 未経験・第二新卒は学習サポート付きのエンジニア転職エージェント
- 年収アップを狙うならハイクラス特化型転職エージェント
- 働きやすさ重視ならWeb系特化のエンジニア転職エージェント
それぞれ解説します。
未経験・第二新卒は学習サポート付きのエンジニア転職エージェント
未経験・第二新卒でエンジニア転職を目指すなら、求人紹介に加えて学習支援や応募準備のサポートがあるサービスが向いています。研修・学習コンテンツ、ポートフォリオ作成支援、未経験可求人の取り扱いがあると、スキルの見せ方を整えやすく、選考でも不利になりにくいでしょう。
また、未経験からエンジニア転職を目指す場合は、エンジニアとは何かを詳しく解説している以下の記事も参考にしてください。
未経験・第二新卒でエンジニア転職を目指すなら
未経験・第二新卒で、エンジニア転職を有利に進めるには、市場価値の高いスキルをプラスアルファで持っておくことが重要です。特に現在は、AI・データ活用の需要が急増しているため、Pythonのスキルを身につけておくと、未経験からでもエンジニアへの転職成功率が高まるでしょう。
Pythonの基礎知識をマスターしたい方は、以下のような短期集中で効率良く学べるセミナー受講もおすすめです。以下のPython基礎セミナー講習は、初心者でも短期間でPythonを業務で使えるスキルを習得できると人気です。
| セミナー名 | Python基礎セミナー講習 |
|---|---|
| 運営元 | GETT Proskill(ゲット プロスキル) |
| 価格(税込) | 27,500円〜 |
| 開催期間 | 2日間 |
| 受講形式 | 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング |
年収アップを狙うならハイクラス特化型転職エージェント
エンジニアとして年収アップを重視するなら、高年収レンジの求人や上流・リード職に強いサービスを選ぶのが良いでしょう。ハイクラス特化型なら、年収帯の高いエンジニア求人が集まりやすく、条件交渉やスカウト経由での提案も期待できます。まずは、自分の年収帯に合う求人が多いかを基準に見ると失敗しにくいです。
市場価値を高め希望条件での転職を成功させるなら
エンジニア転職において、好条件でのオファーを確実に取るためには、エージェント任せにするだけでなく、客観的なスキルの証明があると有利です。エンジニア転職を成功させてキャリアアップを目指すなら、以下のような資格対策講座を利用して、高度なAIスキルを身につけるのも一つの手段です。
E資格対策ディープラーニング短期集中講座なら、難関資格であるE資格の取得に必要な知識を短期間で取得できます。初心者でもプロ講師によるていねいな解説で、機械学習アルゴリズムや数式などを理解しやすいと人気です。
| セミナー名 | E資格対策ディープラーニング短期集中講座 |
|---|---|
| 運営元 | GETT Proskill(ゲット プロスキル) |
| 価格(税込) | 49,500円〜 |
| 開催期間 | 4日間 |
| 受講形式 | 対面(東京)・ライブウェビナー・eラーニング |
| JDLA認定プログラム修了報告期限 | 2026年2月4日(水)23:59まで |
働きやすさ重視ならWeb系特化のエンジニア転職エージェント
リモート・フレックス・自社開発など、働き方を重視するなら、Web系企業や自社開発求人に強いサービスを利用するのが得策です。求人票だけではわかりにくい開発体制や技術スタック、カルチャー情報などを確認しやすいため、入社後のミスマッチも減らしやすくなります。
エンジニア転職サイト・エージェントおすすめ27選
エンジニア転職サイト・エージェントは、タイプごとに強みが異なるため、全体像を把握してから自分に合うカテゴリを深掘りするのが得策です。まずは、主要なエンジニア転職サービス27選をカテゴリ別に整理した一覧表をご覧ください。
| カテゴリ | サービス名 | 運営会社 |
| 総合型 | リクルートエージェントIT |
株式会社インディードリクルートパートナーズ |
| doda | ![]() パーソルキャリア株式会社 |
|
| マイナビ転職 IT AGENT | 株式会社マイナビ |
|
| type転職エージェントIT | ![]() 株式会社キャリアデザインセンター |
|
| ワークポート | ![]() 株式会社ワークポート |
|
| 特化型 | レバテックキャリア | ![]() レバテック株式会社 |
| Geekly | ![]() 株式会社Geekly |
|
| ウィルオブテック | ![]() 株式会社ウィルオブ・ワーク |
|
| TechClipsエージェント | ![]() notari株式会社 |
|
| キッカケエージェント | ![]() 株式会社キッカケクリエイション |
|
| R-Stone | ![]() 株式会社アールストーン |
|
| キャリテック(旧:クラウドリンク) | ![]() 株式会社Cloud Link(クラウドリンク) |
|
| Tech Stars Agent | ![]() 株式会社Branding Career |
|
| Forkwell Jobs | ![]() 株式会社Grooves(グルーヴス) |
|
| Webist | ![]() 株式会社クリーク・アンド・リバー社 |
|
| 目的別 | 社内SE転職ナビ | ![]() アイムファクトリー株式会社 |
| G-JOBエージェント | ![]() 株式会社リンクトブレイン |
|
| エイジレスエージェント | ![]() 株式会社エイジレス |
|
| テックゲート転職 | ![]() 株式会社セルバ |
|
| スカウト型 | ビズリーチIT | 株式会社ビズリーチ |
| レバテックダイレクト | ![]() レバテック株式会社 |
|
| Findy | ファインディ株式会社 |
|
| 転職ドラフトスカウト | 株式会社リブセンス |
|
| Green | ![]() 株式会社アトラエ |
|
| Direct type | 株式会社キャリアデザインセンター |
|
| paiza転職 | ![]() paiza株式会社 |
|
| IT転職ナビ | ![]() 株式会社kipply |
それぞれ解説します。
求人数が豊富な総合型エンジニア転職サイト
総合型は、エンジニア転職の選択肢を広げやすいのが強みです。
| サービス名 | 強み | 向いている方 |
| リクルートエージェントIT | 求人数に強い | 求人数を重視したい |
| doda | 検索・支援の併用に強い | 自分でも応募しつつ相談もしたい |
| マイナビ転職 IT AGENT | 初転職サポートに強い | 初めての転職で不安を減らしたい |
| type転職エージェントIT | 首都圏IT求人に強い | 首都圏で転職したい |
| ワークポート | 行動量を増やす支援に強い | 早めに転職を進めたい |
まずは、総合型でエンジニア求人の全体像をつかみ、特化型やスカウト型を併用すると効率的です。
IT・Web|エンジニア特化型サービス
特化型は、エンジニア転職の職種理解を前提にした提案を受けやすく、マッチ度を高めたい場合に有効です。
| サービス名 | 強み | 向いている方 |
| レバテックキャリア | IT/Web特化に強い | キャリアアップを目指したい |
| Geekly | IT・ゲーム求人に強い | 短期間で内定を目指したい |
| ウィルオブテック | 条件相談に強い | 年収や働き方を重視したい |
| TechClipsエージェント | 選考対策に強い | 書類・選考対策を強化したい |
| キッカケエージェント | ミスマッチ防止に強い | 社風のミスマッチを避けたい |
| R-Stone | 条件調整に強い | 年収アップを目指したい |
| キャリテック(旧:クラウドリンク) | リモート求人に強い | リモートで働きたい |
| Tech Stars Agent | 伴走支援に強い | エンジニア出身者に相談したい |
| Forkwell Jobs | 求人情報収集に強い | 情報収集から始めたい |
| Webist | Web領域求人に強い | クリエイティブ・Web領域で転職したい |
総合型と併用すると、エンジニア求人の選択肢を広げつつ、希望条件に合うエンジニア求人にも出会いやすくなります。
目的別おすすめ(ハイクラス・未経験・リモート重視など)
目的別は、エンジニア転職の条件がはっきりしている方ほど、ミスマッチを減らしやすいサービスです。
| サービス名 | 強み | 向いている方 |
| 社内SE転職ナビ | 社内SE求人に強い | 自社勤務で探したい |
| G-JOBエージェント | ゲーム業界求人に強い | ゲーム業界に絞って探したい |
| エイジレスエージェント | ミドル層支援に強い | 年齢面の不安を相談したい |
| テックゲート転職 | 条件軸の求人探しに強い | 条件固定で探したい |
条件がはっきりしている場合は、目的別サービスから確認することで、不要な比較を減らせます。
スカウト型・ダイレクト型サービス
スカウト型は、登録情報をもとに企業やエージェントから声がかかるため、受け身でも選択肢を増やしやすいサービスです。
| サービス名 | 強み | 向いている方 |
| ビズリーチIT | ハイクラス案件に強い | 年収アップ・管理職を目指したい |
| レバテックダイレクト | 企業スカウトに強い | 企業から直接オファーを受けたい |
| Findy | スキル可視化に強い | 技術力を実力で評価されたい |
| 転職ドラフトスカウト | 年収提示スカウトに強い | 年収相場を確認したい |
| Green | スカウト+検索に強い | 自分で求人を探しつつ声も待ちたい |
| Direct type | 指名スカウトに強い | スカウト中心で進めたい |
| paiza転職 | スキル軸スカウトに強い | コードスキルを軸に探したい |
| IT転職ナビ | IT求人の横断に強い | 幅広い求人を比較したい |
スカウトの質を上げたい場合は、サイト内のWeb履歴書に職務経歴・スキル・希望条件を具体的に書いておくと効果が出やすいでしょう。
エンジニア転職を成功させる進め方
エンジニア転職は、次の3点をおさえて進めれば、成功する可能性が高まります。
- 事前準備を整えてから動き出す
- 在職中に転職活動を進める
- 複数の転職サイト・エージェントを併用する
それぞれ解説します。
事前準備を整えてから動き出す
エンジニア転職の成否は、応募前の準備で8割が決まります。まずは、スキルの棚卸しと転職軸(年収・技術・働き方)を明確にしてください。自身の強みや希望が曖昧なままエンジニア転職を進めると、企業とのミスマッチが起きやすくなるためです。特にエンジニア転職では、GitHubやポートフォリオなどの成果物が有利に働きます。
これらを事前に整えておくことで、エンジニア転職における書類選考の通過率が大幅に向上します。
将来性の高いAI技術を習得しライバルと差をつけるなら
エンジニア転職において、書類選考でライバルと差をつけるなら、将来性の高いAI技術を身につけておくと良いでしょう。Webやインフラのスキルに加え、AIの知識も持っているエンジニアは希少価値が高く、未経験や経験の浅い段階でも転職に有利に働く可能性が高いです。
AIエンジニアとして求められる実践的なスキルを効率良く習得したいなら、短期間でAIの基礎知識から応用レベルのスキルまでマスターできるセミナーなどへの参加をおすすめします。以下のAIエンジニア育成講座は、短期間でAIエンジニアに必要な技術を網羅的に学べると評判が高いので、気になる方は詳細を確認してみてはいかがでしょうか。
| セミナー名 | AIエンジニア育成講座 |
|---|---|
| 運営元 | GETT Proskill(ゲット プロスキル) |
| 価格(税込) | 41,800円〜 |
| 開催期間 | 2日間 |
| 受講形式 | 対面(東京)・ライブウェビナー・eラーニング |
在職中に転職活動を進める
エンジニア転職活動は、在職中に行うのが鉄則です。退職後の活動は、収入が途絶える焦りから、妥協して転職先を決めてしまうリスクがあります。また、ブランク期間(無職期間)ができることで、エンジニアとしてのスキル評価の面でもマイナスになりかねません。
現職にとどまりながら水面下で次のオファーを獲得し、条件を比較して交渉するのが、エンジニア転職を成功させるコツです。
複数の転職サイト・エージェントを併用する
エンジニア転職ではサービスを1社に絞らず、2~3社併用すると選択肢を広げやすいです。転職サイト・エージェントごとに扱う求人(特に非公開求人)や得意領域が異なり、1社だけだと候補が偏る可能性があります。また、複数の担当者からアドバイスを得ることで、エンジニア求人の相場感や自分の適正年収を整理しやすくなります。
総合型・特化型・スカウト型を組み合わせて、情報源を分散しておくと安心です。
エンジニア転職に関するよくある質問
最後に、エンジニア転職に関するよくある質問を紹介します。
希望と違う求人ばかり紹介されるのはなぜ?
希望と違う求人ばかり紹介されるのは、市場価値と希望条件のズレ、もしくはエージェント側の都合です。希望条件がしっかり伝わっていない可能性もあります。希望とかけ離れた求人ばかり紹介される場合は、エージェントに「なぜ、この求人なのか」理由を聞いてみましょう。
ブラック企業を紹介されるリスクはある?
ブラック企業を紹介されるリスクはゼロではありません。エージェントによっては、成約を優先するあまり、離職率が高い企業や労働環境が過酷な企業を紹介する場合があります。紹介された企業については、OpenWorkなどの口コミサイトで裏取りをするのが賢明です。
未経験からフリーランス転向は本当におすすめ?
基本的におすすめしません。実務経験がない状態では、低単価な案件しか獲得できず、収入が不安定になるうえにスキルアップの機会も限られるためです。また、フリーランスは正社員のような教育体制もありません。まずは、正社員として数年間の実務経験を積み、スキルを身につけてからフリーランスを目指すのがおすすめです。
エンジニア転職についてまとめ
エンジニア転職は、戦略的に動けば年収アップやキャリアアップを実現できるチャンスです。現在の市場は追い風ですが、好条件の求人を探すには、自分に合ったサービスを選び、非公開求人にアクセスすることが不可欠です。ぜひ、当記事を参考に、まずは気になったエージェントに登録して、自分の市場価値を確認することから始めてみてください。




















