テキストの指示だけでリアルかつ創造性あふれる映像を生み出す「Sora(ソラ)」。
OpenAI開発の人気動画生成AIツールですが、ネット上では「いつから使える?」「料金形態は?」「日本語でも操作できる?」といった疑問が多く寄せられています。
そこで本記事では、生成AI「Sora」の基本の使い方や料金、日本語対応の有無・いつから使えたのかまで幅広く解説します。Soraの使い方やコツ、注意点までお伝えするので、生成AI「Sora」に興味がある方はぜひ参考にしてください。
生成AI「Sora」とは?

Soraは、対話型AI「ChatGPT」の開発元であるOpenAIが手掛けた動画生成AIです。
Soraのシンプルな操作、そして本物のようなリアリティあふれる動画のクオリティは、動画生成における視覚表現の可能性を大きく広げ、新たな生成AIの可能性を世界中に知らしめました。
- Soraは2024年12月9日に一般提供が開始
- Soraは日本語対応可能
- Soraは商用利用可能
①Soraは2024年12月9日に一般提供が開始
Soraは、2024年12月9日(米国時間)に一般提供が開始されました。
このリリースは世界同時であり、日本でも同日から利用可能となっています。リリース当初からChatGPTの有料プランの加入者を対象としており、2025年7月10日現在も無料プラン加入者は利用できません。
サービス開始当初は、予想を上回る関心の高さから一時的に新規アカウントの登録が停止される事態も発生しましたが、同月14日には無事に登録が再開されています。
②Soraは日本語対応可能
Soraは、日本語でのプロンプト(指示文)入力に対応しています。
ただし、より精度の高い、意図通りの動画を作り出すためには、現時点では英語でのプロンプト入力が推奨されています。細かい意図を伝えたい場合、翻訳ツールを併用すると良いでしょう。
③Soraは商用利用可能
Soraは、商用利用可能です。OpenAIの利用規約および生成AIの商用利用に関するガイドラインに準拠していれば、ビジネス目的での利用が認められています。
ただし、第三者の権利(著作権や肖像権など)を侵害しないことや、不適切なコンテンツの生成・利用を避けるといったルールは遵守しなければいけません。
もし、取り扱いに不安がある場合、生成AIセミナーで短期で効率的に生成AIの利用ルールや効果的な活用法を身につけましょう。自信を持って商用利用を推進するためにも、まずは利用者自身が理解を深めることが重要です。
生成AIの著作権侵害については以下の記事をご参照ください。実際の著作権侵害の判例についてもお伝えしているのでこの機会に著作権侵害のリスクと対策を理解し、今後の利用にお役立てください。
生成AIの取り扱いについては、多くの企業・団体で取り扱い方法の指南書「生成AIガイドライン」を策定しています。以下の記事は、生成AIガイドラインの事例を多数紹介しているので、ぜひ企業の取り組みから適切な利用方法を学んでみてください。
生成AI「Sora」の料金

生成AI・Soraは、単体で料金設定されているサービスではなく、ChatGPTの有料プランに組み込まれている機能です。そのため、Soraを利用するには、ChatGPTの有料プランに加入する必要があります。
Soraの料金とプラン内容
実は、生成AI・Soraは以前までクレジット(利用回数)制を採用していましたが、OpenAIは段階的にアクセス制限を緩和し、2025年3月頃よりこのクレジット制を完全撤廃しました。
これにより、各プランの解像度や長さの範囲内で、動画を生成できる回数に上限がなくなったのです。
では、生成AI・Soraの具体的な料金設定とプランの内容を見てみましょう。
| プラン名 | 料金/月 | 生成本数 | 解析度 | 長さ |
| Plus | $20(約2,900円) | 無制限 | 720p | 10秒 |
| Pro | $200(約29,000円) | 無制限 | 1,080p | 20秒 |
参照:Sora
Proは、さらに最大5つの同時生成、ウォーターマークなしで動画をダウンロードできる機能が含まれています。
なお、ChatGPTの無料プランの場合、画像生成を試せる機能が含まれ、1日あたり最大3枚の画像生成が可能です。また、サイト上ではSoraのデモ画像や動画が閲覧できます。
もちろん、動画作成はできないものの、その全段階である画像生成まで対応してくれるので、事前にシミュレーションしておくのも良いでしょう。
生成AI「Sora」の基本の使い方
では、実際に生成AI・Soraを使ってみましょう。ここでは、ChatGPTからアクセスする方法、および基本の操作をお伝えします。ChatGPTのアカウントを作成していない方は、事前にアカウント登録を行いましょう。
なお、今回は以下のプロンプトを入力しました。
長い髪の日本人女性が、オレンジ色の夕日が差し込む美しいビーチをゆっくりと散歩している。逆光で女性のシルエットが際立ち、穏やかな波が打ち寄せている。
- ChatGPTへアクセス
- 画面左タブの「Sora」をクリック

- Soraのページへ遷移
- 画面下部にプロンプトを入力して、右の矢印をクリック
- 「マイメディア」をクリック

- 画像が生成される
- 動画の動き、変更したい内容があれば、プロンプトに入力して矢印をクリック

- ここでは「波打ち際をゆっくり歩き、時々波しぶきがかかる」と入力

- 画像を決定する場合、画像上でクリック

- 画像が拡大したら、「動画を作成」をクリック
これで動画が完成しました。
今回は、途中で追記したプロンプトにより、当初の指示であった夕日のシチュエーションが消えてしまいましたが、これはSoraがプロンプトの追加や修正に強く反応し、新しい指示を優先して適用した結果と考えられます。
より具体的な指示が加わると、以前の抽象的な指示「夕日が差し込む」は薄まり、特に「波打ち際をゆっくり歩き、時々波しぶきがかかる」という動きに焦点が当たったため、その要素が動画に強く反映されたのです。
生成AI「Sora」の動画生成機能をチェック

ここでは、Soraの機能について見てみましょう。上記の画面は、動画を作成する際の設定エリアを示しています。画面下部の設定機能を使うと、シーンの構成から雰囲気まで細かく指示できます。
- Soraの機能一覧
- 画像から動画を生成する方法
- 動画から動画を生成・編集する方法
①Soraの機能一覧
まずは、上記画像の詳細を表で見てみましょう。
| ボタン | 機能の説明 |
| +(プラス) | ライブラリや自分のデバイスから画像や動画素材を追加 |
| 画像 | 動画に使う画像や動画素材を選択(ライブラリ・アップロード素材など) |
| 2:3 | 動画の縦横比を決めるアスペクト比を設定(2:3は縦長でスマホサイズ) |
| 1V+ | 1回の生成で作る動画のバリエーション数を指定(1V+は1パターン生成) |
| プリセット | スタイルや雰囲気(テイスト)を設定(漫画風やフィルム風、ピクセル風など) |
操作は直感的で、画像と設定を組み合わせていくだけです。プロンプトと各設定項目をうまく活用すれば、さらに高品質なオリジナルショートムービーが完成します。
②画像から動画を生成する方法
上記機能を使うと、プロンプトだけではなく、既存の画像からも動画を生成できます。既存画像のイメージを反映させた動画を作りたい方に最適な機能です。
- プラスボタンをクリックし、「画像」を選択
- 画像をアップロード(範囲指定はできません)
- 画像に対してどのような効果を映像としてつけたいかをプロンプトで入力
- 詳細設定後、「Create Video」をクリック
③動画から動画を生成・編集する方法
Soraは、テキストからの生成に加え、既存の動画を伸ばす、または途切れた部分を補完する編集機能も持っています。
- 画像下部の「+」ボタンから編集したい動画を取り込む
- 赤枠のテキスト入力欄に、追加や補完などの具体的な指示を入力
- 必要に応じてアスペクト比やバリエーションを設定し、動画を生成
生成AI「Sora」のプロンプトのコツ
Soraは、自然言語(主に英語)で指示を入力することで、まるで映画のワンシーンのようなリアリティあるクリアな動画を生成します。
しかし、その精度を最大限に引き出すには、プロンプト(指示文)に一貫性と明確な構造を持たせることが重要です。以下の表は、Soraに的確な指示を出すために押さえるポイントをまとめたものです。
| ポイント | 説明内容 | 例文・補足 |
| 主題の明確化 | 動画の主役・メインテーマをはっきりさせる |
|
| 要素の一貫性 | 登場人物・風景・時間帯などに統一感を持たせる |
|
| 優先順位の明示 | できる限り重要度の高い要素から順に記述する |
|
| 時間・場所の指定 | 時間帯や場所をできるだけ具体的に設定 |
|
| スタイル・雰囲気 | 表現スタイルやトーンを含めると良い |
|
| 背景と動きの描写 | 背景の状況や人物の動作を具体的に書く |
|
| 英語の使用 | Soraは英語プロンプトで高精度を示しやすい | A Japanese woman walking slowly on a sunset beach. |
生成AI「Sora」利用時のルール・注意点

生成AI・Soraでは、誰でも安心して使えるように、いくつかのルールが決められています。例えば、以下のような内容は生成できません。
- 性的または暴力的な表現
- 差別や中傷につながる言葉
- 有名人にそっくりの映像
- 他人の作品を模倣した内容
意図せず上記に該当する動画を生成するケースもありますが、やはり、上記に該当すれば倫理的な問題、法的トラブルなどにつながる恐れは十分にあります。もちろん、意識的に上記に該当するプロンプトや画像を用いて動画を作成してはいけません。
このようなリスクを避け、生成AIを安全かつ効果的に業務で活用するためには、確かな知識とスキルを個々で持っておく必要があります。
生成AI活用セミナーは、生成AIの基礎から自社独自のChatGPT作成まで網羅する短期集中型セミナーです。生成AIの業務活用における課題と解決策では、以下のような学習内容で安心・安全活用をしっかりサポートします。
- 生成AI利活用ガイドライン
- 生成AI使用上の注意点、
- 報漏洩事例とリスクへの対応
- 業務活用における課題と解決策
生成AI・Soraを安心して利用するためにも、ぜひこの機会に適切な生成AI活用法をしっかり身につけておきましょう。
セミナー名 生成AIセミナー 運営元 GETT Proskill(ゲット プロスキル) 価格(税込) 27,500円〜 開催期間 2日間 受講形式 対面(東京・名古屋・大阪)・eラーニング
生成AI「Sora」についてまとめ
生成AI「Sora」は、シンプルなプロンプト入力だけでハイクオリティな動画を瞬時に作成します。ChatGPTを経由して使える手軽さ、商用利用OK、日本語対応可など魅力的な要素が多く、今後もさらなる活用の広がりが期待されます。
一方、著作権侵害や誤情報・偏見の生成、悪用といったリスクも存在するため、利用の際は適切な知識を持ち、注意深く活用しましょう。