※Generative AI Testは試験終了に伴い、次回試験の開催はありません。(2025年12月現在)
詳しくは公式サイトをご確認ください。
ChatGPTなどのツールが広く利用され始めている中、それに伴いその技術の理解や実装力を証明する試験が必要となってきているのが現状です。
そんな中、生成型AIの知識とスキルを評価する新しい資格試験「Generative AI Test」がAI技術の発展と共に注目を集めています。
本記事ではGenerative AI Testの概要、試験の難易度、そして効果的な学習方法について詳しく紹介します。これから生成型AIの分野で活躍を目指す方にとって必見の情報なので、ぜひ参考にしてください。
Generative AI Testの概要
Generative AI Testは、「G検定・E資格」でおなじみのJDLAが運営する民間資格です。
内容は生成AIに特化したものとなっており、問題数は計20問、制限時間は20分というミニテスト形式で実施されます。
概要をまとめると、以下のようになります。
| 試験名称 | JDLA Generative AI Test |
| 運営・提供 | JDLA |
| 受験費用(税込) | 2,200円 |
| 出題数 |
|
| 開催日時・頻度 | 年2回(6月・12月) |
| 試験時間 | 20分 |
| 合格率 | 例年60~70%強 |
| 受験資格 | なし(どなたでも受験可) |
| 主な出題内容 |
|
受験料は税込みで2,200円で、G検定の13,200円(税込)やE資格の33,000円(税込)と比較しても圧倒的に安価です。
Generative AI Testの合格率・難易度
合格率は、例年約60~70%強といったところでしょう。
実際に2023年12月実施の試験では63.78%、2024年6月に実施された試験では合格率は71.10%という合格率となっています。
小テスト形式で出題数も多くなく、合格率だけで見るとそれほど難易度は高くないように見えます。
しかし、Generative AI Testは生成AI特化資格ならではの深い知識が問われるため、入念な試験対策を行わないと合格は難しいでしょう。
Generative AI Testの主な出題内容
主な出題内容は、主に生成AIの概要から基本的な技術、活用例や学習手法、リスク対策といったものです。またプロンプトやモデルの種類についての問題も多く、「知っていなければ解けない」ような問題も多く含まれています。
Generative AI Testは主に生成AIに特化した内容の資格なので、それに関する込み入った知識が求められます。具体的な出題例は一部ですが公式サイトで公開されていますので、気になる方は以下をチェックしてみるといいでしょう。
参考:JDLA公式サイト
Generative AI Testの過去問・例題
Generative AI Testの過去問・例題は公式サイトで公開されています。以下に一部を抜粋してご紹介しましょう。
問題:
大規模言語モデル (LLM) において用いられている深層学習モデルのアーキテクチャとして、最も適切な選択肢を1つ選べ。
選択肢:
A ) SentencePiece
B ) トランスフォーマー (Transformer)
C ) N-gram言語モデル
D ) Skip-gramモデル
上記の正答は「B)トランスフォーマー (Transformer)」です。トランスフォーマーは、以下の特色があるアーキテクチャーです。
- 並列処理向きでGPUでの高速学習が可能である
- Self-Attention(自己注意機構)で複雑・長文の依存関係も理解して処理できる
- 拡張性が高く大規模モデル向きである
GPTやClaude・LLaMAなどでもトランスフォーマーが使用されています。このように、深層学習の基礎構造と各種アーキテクチャの理解、大規模言語モデル(LLM)の仕組みなども理解して解ける問題が出題されます。
そのほかにも公式サイトでいくつか例題・過去問が掲出されているので、どの程度の理解が必要か、現時点で合格できそうかの判断のためチェックされてみると良いでしょう。
Generative AI TestとG検定・E資格の違い【比較表】
同じくJDLAが運営しているGenerative AI TestとG検定、E資格。どれから受験しようか悩む方もいらっしゃるでしょう。それぞれの違いを分かりやすく比較表にまとめましたので、ご覧ください。
| 項目 | Generative AI Test | G検定 | E資格 |
|---|---|---|---|
| 対象領域 | 生成AI(ChatGPT等)に特化 | AI全般(主に理論と応用) | AIエンジニアリング(実装・理論) |
| 目的 | 生成AIのリテラシー習得・活用力確認 | AIを正しく理解しビジネスに活かす | AI実装スキルを有するエンジニアの育成 |
| 主な対象者 | 社会人全般(非エンジニア含む) | ビジネス職・企画職・学生など | エンジニア(数学・Pythonの基礎が必要) |
| 出題範囲 | 生成AIの仕組み・倫理・プロンプト・活用事例など | 機械学習全般・ディープラーニング理論・法・倫理 | 数学・機械学習理論・実装・深層学習の詳細 |
| 難易度 | ★☆☆(入門) | ★★☆(中級) | ★★★(上級) |
| 試験形式 | CBT・オンライン選択式 | 会場受験、選択式(実装力前提) | |
| 合格率(目安) | 1,677人中1,313人が合格(直近回) | 約60〜70% | 約50〜65% |
| 受験資格 | 特になし | JDLA認定講座修了者のみ | |
3つの資格試験の大きな違いは、受験資格の有無、難易度とあわせ主な対象が異なるため、出題傾向にも違いがあります。なぜ資格取得しようとしているのか、目的に合った資格を選んでください。
Generative AI Testに合格するメリット

合格するメリットは、大きく以下のとおりです。
- 生成AIに関する体系的な学びを得られる
- ビジネスに活かせる実践的な生成AIスキルが身に付く
- 生成AIのセキュリティや懸念点など重要な部分を把握できる
それぞれ、順を追ってご紹介します。
メリット1,生成AIに関する体系的な学びを得られる
Generative AI Testに挑戦することで、生成AIに関する体系的な学びを得られるという大きなメリットがあります。生成AIの基礎理論から実践的な応用技術まで幅広く網羅しており、合格するためには多岐にわたる知識とスキルを習得する必要があるからです。
合格すればもちろん実績にもなりますが「これから生成AIを初めて学ぶ」という方にも、いい勉強となる資格といえるでしょう。
メリット2,ビジネスに活かせる実践的な生成AIスキルが身に付く
ビジネスに活かせる実践的な生成AIスキルを習得できる点も、合格によるメリットです。
生成AIの理論だけでなく「実際のビジネスでどのように活用できるか」についても学べるからです。
例えば学習手法や活用例、また生成AIのリスク対策など具体的な応用方法を理解し、実践する力が養われます。
メリット3,生成AIのセキュリティや懸念点など重要な部分を把握できる
Generative AI Testを受験すると、生成AIのセキュリティや懸念点など重要な部分を把握できる点はメリットと言えるでしょう。実際にAIを扱う現場では、データのプライバシー保護や生成物の信頼性、悪用リスクなど多くの課題が伴うからです。
こういった知識の土台、および「やってはいけないこと」を把握しておくことは、実務において大きく役立つことは間違いありません。
Generative AI Testの受験がおすすめな人

Generative AI Testは、主に以下のような方々におすすめです。
- これから生成AIに着手したい人
- すでに生成AIに携わっている人
- G検定やE資格への挑戦を検討している人
それぞれ、順を追ってご紹介します。
Generative AI Testがおすすめな人①これから生成AIに着手したい人
Generative AI Testの受験は、これから生成AIに着手したい人ならとくにおすすめです。
この資格は完全なAI初心者でも、基礎から応用までの広い知識を網羅的に学ぶことができるからです。
また試験を通じて生成AIの原理やアルゴリズム、実際のビジネスや研究における応用方法についても深く理解することができます。
これにより生成AIの実装やプロジェクトに必要なスキルと知識を習得できるため、自信をもって生成AIの分野に参入する準備が整うでしょう。
なお生成AIとひとことでいっても「テキスト生成」や「画像生成」など、さまざまな種類が存在します。
以下の記事もひとつの参考になるので、興味のある方はぜひご一読ください。
Generative AI Testがおすすめな人②すでに生成AIに携わっている人
Generative AI Testは、すでに生成AIに携わっている玄人の方にもおすすめです。
試験には初心者向けの内容だけでなく、応用的・実践向けな内容も含まれているからです。
すでに実務経験がある方でも知識を再確認したり、最新のトレンドやベストプラクティスを学ぶといった観点で役立つことは間違いないでしょう。
またGenerative AI Testの資格を保有していれば、転職や昇給などのスキルアップの実現も比較的容易になります。
Generative AI Testがおすすめな人③G検定やE資格への挑戦を検討している人
Generative AI Testの受験は、G検定やE資格への挑戦を検討している人にとっても非常に有益といえます。Generative AI Testは、手始めの資格として最適だからです。
Generative AI Testには、G検定やE資格に出題される内容も多く含まれています。
加えて試験時間も短く、出題数も少ない、なおかつ税込み2,200円という価格で受けられる手軽さも魅力だからです。
Generative AI Testの合格によって、より自信をもってG検定やE資格にチャレンジできるでしょう。
なおE資格とG検定の概要や違いについては、以下の記事でくわしく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
Generative AI Testに合格するための学習方法
合格するための学習方法として、以下のようなものが挙げられます。
- 書籍を購入して独学
- インターネットや動画で学習
- 講座・セミナーを活用する
それぞれ見ていきましょう。
学習方法①書籍を購入して独学
王道の学習方法ですが、書籍を購入して独学するのがいいでしょう。
自分のペースでじっくり学べるため、着実に知識をインプットできるからです。
受験者が実際に使用した参考書は、以下のサイトに掲載されていますので、ぜひ参考にすることをおすすめします。
参考:JDLA公式サイト
学習方法②インターネットや動画で学習
インターネットや動画の活用は合格するための学習方法としてもはや欠かせない手段で、使わない手はありません。無料または低コストで利用できるうえ、最新の情報やトレンドに触れることもできるからです。
前述で紹介した「書籍」で、不明な点があればインターネットで補うといった具合で併用することで、より大きな効果を発揮するでしょう。
学習方法③講座・セミナーを活用する

プロによる講座やセミナーに投資するのも、合格への近道でしょう。
中でもとくにおすすめなのが、GETT Proskillが運営するAIエンジニア育成講座です。
「不明点を教えてくれる講師」や、強力な学習サポートがついていることから、書籍やインターネットを用いた独学に比べて圧倒的に効率よく学習できます。
また短期集中講座で価格もリーズナブルであることも大きなポイントです。
「学習に時間をかけることが難しい」「1日でも早く必要な部分のみを習得したい」という方におすすめの内容となっていますので、ぜひご検討ください。
セミナー名 AIエンジニア育成講座 運営元 GETT Proskill(ゲット プロスキル) 価格(税込) 41,800円〜 開催期間 2日間 受講形式 対面(東京)・ライブウェビナー・eラーニング
Generative AI Testまとめ
Generative AI Testは生成AIの理論や実践的なスキルを評価する試験で、生成AIに関する基礎的な知識から高度な技術までを体系的に学ぶことが可能です。
おなじAI資格の「G検定」や「E資格」とは少々毛色が異なり、生成AIに焦点を当てたミニテスト形式の内容となっています。そのためこれから生成AIを新たに学びたい方、また「G検定」や「E資格」を受けようとしている方にもおすすめです。
興味のある方はぜひ挑戦し、生成AIに関する知見をさらに深めてみてはいかがでしょうか。