【2025】AI画像生成ツールおすすめ10選!無料・有料・商用利用可否も紹介

【2025】AI画像生成ツールおすすめ10選!無料・有料・商用利用可否も紹介

AI画像生成ツールは年々増えており、どれを使えばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、「無料・有料」「日本語対応」「商用利用の可否」など、さまざまな観点からおすすめのAI画像生成ツールを10個厳選してご紹介します。

この記事を参考に、自分の目的やスキルに合ったツールを見つけて、理想のビジュアル表現を実現しましょう。

AI画像生成ツールとは

AI画像生成ツールとは

AI画像生成ツールとは、テキストや画像データをもとに、AI(人工知能)が自動で画像を作成するツールのことです。近年の技術進化により、写真のようにリアルなものから、アート風、アニメ調、デザイン素材まで、さまざまなスタイルでの生成が可能になりました。

AI画像生成ツールには「生成AI(ジェネレーティブAI)」という技術が使われており、文章やキーワードといったユーザーの入力に応じて、ゼロからまったく新しい画像を創り出します。従来の編集ソフトのように素材を加工するのではなく、AIが瞬時にコンテンツを生成する点が大きな特徴です。

生成AIの仕組みや活用法を学べる人気セミナーはこちら

AI画像生成の具体的なやり方については、こちらをチェックしてください。

【2025】AIで文章・画像を思い通りに生成するやり方を解説!プロンプト入力のコツとポイントも伝授

AI画像生成ツールおすすめ10選を徹底比較

AI画像生成ツールは種類が多く、それぞれに特徴や得意分野があります。ここでは、無料・有料・日本語対応・商用利用などの観点から、厳選したおすすめツールを比較紹介します。各ツールの特徴をひと目で把握できる比較表もあわせて参考にしてください。

ツール名 主な特徴 料金 商用利用 日本語対応 スマホ対応
①Stable Diffusion
  • 高品質・高カスタマイズ性
  • オープンソース
基本無料(環境により有料) モデルにより可
②DALL-E 3
  • ChatGPT内で利用
  • 自然な対話で生成
有料(GPT-4)
③Midjourney
  • 芸術的・高画質
  • Discord経由で操作
有料 ×
④Canva
  • デザインツール一体型
  • テンプレートと組み合わせて使える
基本無料(Proあり)
⑤Adobe Firefly
  • Photoshop等と統合
  • 商用利用前提
有料(Adobe契約)
⑥Bing Image Creator
  • DALL-E 3搭載
  • 完全無料
無料 ×
⑦MyEdit
  • 多機能な画像・音声編集
  • AIアバターや高画質化も可
基本無料(有料あり)
⑧Fotor
  • 豊富なAI画像生成&編集機能
  • コラージュや背景除去などあり
基本無料(Proあり)
⑨AIピカソ
  • LINE/アプリで使えるカジュアル系
  • 日本語・スマホ特化
基本無料(課金あり) ×
⑩Leonardo AI
  • 高性能・多機能
  • 高品質画像
無料プランあり(有料プラン豊富)

①Stable Diffusion

Stable Diffusionは、Stability AIが公開したオープンソースのAI画像生成ツールで、現在最も広く使われているモデルの一つです。

ユーザーは、自分の好みに合わせて学習済みモデルやLoRA(特定のスタイルやキャラクターの特徴を簡単に反映できる追加学習用データ)を組み合わせることで、理想の画風を再現できます。

誰でも無料で利用できるうえ、高い画像クオリティとカスタマイズ性が評価されており、アート作品からキャラクターデザイン、背景画の作成まで幅広い用途に対応。動作には高性能な環境が必要な場合もありますが、GUIやWebサービスの充実により、扱いやすさは着実に向上しています。

Stable Diffusionの詳細については、こちらもチェックしてください。

【2025】Stable Diffusion 2.0入門!画像生成AIを使ってみよう

②DALL-E 3

DALL-E 3は、OpenAIが提供するChatGPT(GPT-4)内で利用できるAI画像生成ツールで、文章生成と画像生成を融合させた対話型になっているのが特徴です。チャット形式で指示を出すだけで画像が生成されるため、専用のアプリやツールを使うことなく、シームレスに利用できます。

特にブログやSNS運用など、文章と画像をセットで扱う場面に向いており、ライターやマーケティング担当者から高く評価されています。「もう少し明るく」「背景に猫を追加して」など、日本語での自然な指示に対応できる柔軟さも魅力の一つです。

③Midjourney

Midjourneyは、Discord上で動作する高品質なAI画像生成ツールで、芸術性の高いビジュアル表現に特化しています。プロのアーティストが描いたかのような美麗な画像を簡単に生み出せる点が、最大の魅力です。

ファンタジーアートやコンセプトデザイン、SNS投稿用の映えるビジュアルなど、クリエイティブな用途で広く利用されています。操作はDiscordのチャット欄にコマンドを入力する形式で、やや独特ながら慣れれば直感的。プロンプト入力は英語が基本となるため、英語に抵抗がないユーザー向けです。

④Canva

Canvaは、デザイン作成ツールにAI画像生成が統合されたサービスで、バナーやSNS用画像の作成と同時にAIによる画像生成が行える点が特徴。特別なツールを使うことなく、いつものCanva画面内でAI画像を生成・編集できる手軽さが好評です。

ブログのアイキャッチやSNS投稿の背景画像など、短時間で多くのビジュアルを作りたい場合に最適で、テンプレートと組み合わせることで誰でも簡単に仕上がります。プロンプト入力は英語推奨ですが、日本語でもある程度対応可能。初心者でも気軽に活用できる、実用性の高いツールです。

⑤Adobe Firefly

Adobe Fireflyは、PhotoshopやIllustratorで知られるAdobeが開発したAI画像生成ツールで、商用利用を前提とした安心感のあるサービスです。Adobe Stock由来の素材を学習データに使っているため、著作権の懸念が少なく、企業やクリエイターが安心して活用できます。

Photoshopに統合された生成機能として使えるため、従来の編集フローに自然に組み込めるのも魅力。特に広告や資料のビジュアル作成、画像の一部加工などで高く評価されています。プロ向けの設計ではありますが、商用プロジェクトにAI画像生成を取り入れたい方におすすめです。

⑥Bing Image Creator

Bing Image Creatorは、Microsoftが提供する完全無料のAI画像生成ツールで、OpenAIのDALL-E 3を基盤モデルとして採用しています。Microsoftアカウントさえあれば、特別な手続きなしで誰でもすぐに利用できる手軽さが魅力です。

Webブラウザ上で完結し、日本語でのプロンプト入力にも対応しているため、AI画像生成を試してみたい初心者に最適。出力画像の解像度は他のツールと比べてやや低いものの、生成速度も速く使い勝手も良いことから、幅広いシーンで活用されています。

⑦MyEdit

MyEditは、CyberLink社が提供するオンラインの画像・音声編集ツールで、AI画像生成技術を活用した多彩な機能を備えています。ブラウザ上で動作するためインストールは不要で、誰でも手軽に利用できるのが特徴です。

SNS投稿やブログのアイキャッチ画像の作成、人物写真のイラスト化、アバター作成などに適しており、直感的な操作性と無料で使える範囲の広さが魅力。Android向けの公式アプリも用意されており、個人のクリエイティブ用途からビジネスシーンまで幅広いニーズに対応しています。

⑧Fotor

Fotorは、オールインワンの画像編集・デザインツールで、AI画像生成技術を活用した多彩な機能を提供しています。ブラウザ上で操作可能で、インストール不要の手軽さが特徴です。

AI画像生成やAI写真補正、AIアート効果、AIアバター生成などさまざまな用途で活用でき、Webブラウザのほかスマートフォンでも利用可能。アカウント登録すればクラウドで画像を保存・再編集でき、複数デバイスで同じプロジェクトを管理できます。

⑨AIピカソ

AIピカソは、日本発のスマホ特化型AI画像生成アプリで、iOS・AndroidアプリやLINEで手軽に利用できるのが特徴です。「身近にAI生成を」をコンセプトに、専門知識がなくても直感的に使えるカジュアルなツールとして人気を集めています。

SNS用アイコンやちょっとしたイラスト、友達とのお題遊びなど、ライトな使い方に特化しており、完全日本語対応で操作もシンプル。生成品質は高精細とは言えませんが、スマホで完結する気軽さと利便性が支持されています。

⑩Leonard AI

Leonardo AIは、オーストラリアのLeonardo Interactive社が開発した高性能なAI画像生成ツールです。Stable Diffusionをベースに独自の拡張を加え、プロンプトを入力することで、写真風のリアルな画像からアニメ風のイラストまで多彩なスタイルの画像を生成できます。

ブラウザベースで動作し、インストールは不要。アカウント登録後、プロンプトを入力するだけで画像生成が可能です。直感的な操作性と高品質な画像生成能力を兼ね備えており、個人の創作活動からビジネス用途まで幅広く活用されています。

AI画像生成ツールの選び方

AI画像生成ツールの選び方

AI画像生成ツールは種類が多く、機能や得意分野もさまざまなので、目的や利用環境に応じて選ぶことが大切です。ここでは、AI画像生成ツールの選び方のポイントを整理してご紹介します。

目的別に選ぶ

AI画像生成ツールにはそれぞれ得意な画像スタイルがあるので、目的に応じたものを選ぶのがおすすめです。

例えばMidjourneyやLeonardo AIは芸術的なイラストやコンセプトアートに強く、リアルな写真風の画像を作りたいならDALL-E 3やStable Diffusionが向いています。SNS用のかわいいイラストやスタンプ風画像を作りたい場合は、AIピカソのようなライトなツールも良いでしょう。

作りたい画像のテイストや用途に応じて出力スタイルの傾向を確認して選ぶと、満足度の高いツール選びができます。

無料・有料で選ぶ

コストを抑えてAI画像生成ツールを使いたい場合は、無料プランが充実しているものを選ぶのがおすすめです。まずは無料で始めて、必要に応じて有料プランに切り替えれば、納得のいくツール選びができるでしょう。

Bing Image CreatorやMyEdit、Fotorは基本無料でも多くの機能が使えるため、まず試してみたい方に適しています。一方で、MidjourneyやDALL-E 3(ChatGPT Plus)などは有料限定のサービスですが、その分クオリティや機能が高く、プロ用途にも対応しています。

商用利用できるかどうかで選ぶ

AI画像生成ツールをビジネスに活用したい場合は、商用利用の可否から選ぶのもおすすめです。

Adobe FireflyやLeonardo AI、Canva Proなどは商用ライセンスが明確に設定されており、安心して業務に使えます。しかし、Bing Image CreatorやAIピカソのように商用利用が制限されているツールもあるため、使用前に必ず利用規約を確認しましょう。

日本語対応しているかで選ぶ

英語プロンプトが苦手な方であれば、日本語対応の有無でAI画像生成ツールを選ぶのがおすすめです。

例えばCanvaやAIピカソ、MyEditなどは完全日本語対応で、プロンプト入力や操作画面もすべて日本語なので、初心者でも安心して使えます。一方で、MidjourneyやLeonardo AIは英語入力が基本となるため、ある程度の英語力が必要です。

AI画像生成を利用する際の3つの確認ポイント

AI画像生成を利用する際の3つの注意点

AI画像生成ツールは手軽に高品質なビジュアルを作れる反面、使い方を誤るとトラブルの原因になることもあります。ここでは、AI画像を安心・安全に活用するために押さえておきたい3つのポイントをご紹介します。

著作権と商用利用の可否

AIが生成した画像であっても、すべてを自由に使えるわけではありません。学習データの出所によっては著作権を侵害するリスクがあるほか、知らないうちに第三者の権利を侵害してしまう可能性もあります。

生成AIに関する著作権の扱いは、現在も世界的に法整備が進行中です。日本では2023年、文化庁が公式見解を発表するなど、制度面での動きが続いています。今後の動向を注視しつつ、他者の権利を侵害しないよう慎重な取り扱いが求められます。

また、商用利用を検討している場合は、生成した画像を公開・配布・販売する前に、必ず利用規約やライセンス条件を確認しておきましょう。

不適切・差別的・暴力的な表現がないか

AIは入力されたプロンプトに応じて画像を生成しますが、その結果として、意図せず不快な表現や偏見を含む画像が出力されることがあります。そのため、生成した画像を公開する場合や業務で使う場合は、内容に問題がないかを人間の目でしっかり確認することが重要です。

暴力的な描写や差別的な表現、公序良俗に反する要素が含まれていないかどうか、倫理的な観点からもチェックを行いましょう。

ツールの利用規約が更新されていないか

AI画像生成ツールの利用規約は、技術の進化や社会的要請に合わせて随時アップデートされることがあります。

以前は商用利用OKだった機能が制限される場合や、プライバシーに関する新たな規定が追加されるケースもあるため、一度使い始めたツールでも、定期的に公式サイトやお知らせを確認することが大切です。

特に業務で使う際は、最新版の規約に沿って適切に運用しましょう。

画像生成AIに関連する資格はある?

画像生成AIに関連する資格はある?

2025年6月現在、AI画像生成に特化した公的・民間の資格は存在していません

しかし、AI画像生成の基盤となる技術は、「ディープラーニング」「生成モデル(GANやDiffusionなど)」「自然言語処理(プロンプトの解釈)」といった分野に支えられています。そのため、これらに関連する資格や学習プログラムを通じて基礎を身につけることは、AI画像生成の理解に役立つでしょう。

AI画像生成と関連性の高い資格をいくつか挙げてみましょう。

  • G検定
  • E資格
  • AI実装検定
  • Pythonエンジニア認定データ分析試験
  • 生成AI検定

このような資格を通じて、AI画像生成の仕組みをより深く理解し、実用的に活用できるスキルを身につけることができます。今後、AI画像生成に特化した資格や講座が登場する可能性もあるため、最新情報にも注目しておきましょう。

生成AIについて実践的に学びたい方には、「生成AIセミナー」の受講もおすすめです。生成AIの基本から業務活用までを体系的に学べる内容で構成されており、初心者からビジネスでの導入を検討している方まで幅広く対応しています。

生成AIをこれから本格的に活用したい方は、実務に直結するスキルを効率よく身につける機会としてご活用ください。

セミナー名生成AIセミナー
運営元ProSkilll(プロスキル)
価格(税込)27,500円〜
開催期間2日間
受講形式対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー

話題の生成AIセミナーはこちら

また、生成AI検定についての概要はこちらで詳しく紹介しているので、併せて参考にしてください。

【2025】生成AI能力検定とは?試験内容・メリット・関連資格も解説

おすすめAI画像生成ツールで理想の画像を手に入れよう

AI画像生成ツールは、目的や使い方に応じて選べば、誰でも理想のビジュアルを手軽に手に入れられる強力なツールです。本記事では、無料で使えるものから高品質なプロ向けツール、日本語対応や商用利用可否まで、さまざまな視点でおすすめサービスをご紹介しました。

今後も生成AIの技術は進化し続けるため、ツール選びや活用方法もアップデートしていく必要があります。ぜひ自分に合ったAI画像生成ツールを見つけて、新たな表現の可能性を広げていきましょう。