Amazonが提供するクラウドサービス、AWS。
近年、文章や画像を生成する「生成 AI」関連のサービスが続々と登場していますが、AWSのサービスは多岐にわたり、どれを選べば良いか迷う方もいるかもしれません。
この記事では、AWSの生成AIサービスについて詳しく解説します。
AWSの生成AIサービスを代表するAmazon Bedrock、ビジネス向けのAIアシスタント・Amazon Qを中心に、価格や周辺サービス、活用事例、学習方法までご紹介します。AWSの生成AIを活用してみたい方は、ぜひ参考にしてください。
AWSとは?
AWS(Amazon Web Services)は、Amazonが提供しているクラウドサービスの名称です。
「クラウドサービス」と聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、簡単にいうと、インターネットを通じて、データやアプリを使えるようにするサービスです。
AWSは、2006年にスタートして以来、10年以上の歴史があり、今や世界中で数多くのウェブサービスを裏側で支えています。例えば、任天堂やソニー、Netflixのような動画配信サービスもAWSを利用しています。
クラウドサービスの種類
クラウドサービスは提供する内容によって種類が異なり、主な種類は以下の3つです。
区分 | 主な内容 | イメージ | サービス例 |
IaaS(イアース) | サーバー、ストレージ、ネットワークなどのインフラを提供(OSはユーザーが用意) | まっさらなパソコンをネット経由で借りる感覚 | Amazon EC2、Amazon VPC、Microsoft Azure Virtual Machines |
PaaS(パース) | OSやデータベースなど、アプリ開発に必要な基盤も含めて提供 | 開発に集中できるセットアップ済みの作業場 | AWS Elastic Beanstalk、Google App Engine、Heroku |
SaaS(サース) | すぐに使えるアプリケーションを提供 | ログインするだけで使える完成品アプリ | Gmail、Slack、Google Drive、Salesforce |
AWSは、特にIaaSとPaaSの分野で強く、世界中のIaaS市場で約半分のシェアを誇っています。
AWSのサービスは200以上
AWSが提供しているサービスは、実に200種類以上もあります。以下は、一般的によく使われているAWSサービスです。
- VPC(ネット上の自分専用ネットワーク)
- EC2(好きな性能の仮想コンピューターをネットでレンタル)
- S3(大量のデータを保管できるネット上の倉庫)
これらのサービスを必要なものだけ組み合わせて使えるので、無駄がなく、コストパフォーマンスが良いのが魅力です。
AWSはサービスの種類が多く迷う方もいるかと思いますが、VPC、EC2、S3といった基本的なサービスだけでも色々なことができるようになります。初めての方は、これらのサービスから試してみると良いでしょう。
このようにサービスの種類が豊富なAWSは、その認定資格の種類も多彩です。以下の記事はAWS認定資格について解説しているので、AWSについて理解を深めるためにもぜひご一読ください。
AWSの主要な生成AIサービス3選
AWSには生成AIに関連するサービスが多数存在しますが、純粋なAWSの生成AIサービスとしては以下の3つが挙げられます。
サービス名 | 主な特徴 | 対応タスク | 主な対象ユーザー |
Amazon Bedrock | 複数の基盤モデルをAPIで利用可能なフルマネージドサービス | テキスト生成、画像生成、要約、質問応答など | 開発者全般 |
Amazon Q | ビジネス向け生成AIアシスタント | ドキュメント要約、FAQ対応、アイデア出しなど | ビジネスユーザー |
Amazon SageMaker | 機械学習モデルの構築・訓練・デプロイが可能 | カスタム生成AIモデルの構築、ファインチューニング | MLエンジニアや研究者 |
①Amazon Bedrock
Amazon Bedrockは、AWSが提供する完全マネージド型(基盤運用の自動化)の生成AIサービスです。複数の基盤モデルをAPI(ソフト間をつなぐサービス)を通じて簡単に利用でき、さらにサーバーレス設計のため、インフラ管理の手間なく生成AIアプリケーションを素早く構築できます。
Amazon Bedrockを使うと、Claude、Jurassic、Stable Diffusionなど様々な生成AIモデルを単一のAPIから活用可能です。また、企業データを使ったモデルのカスタマイズも行えます。
主な用途は、テキスト生成、文章要約、画像・動画創作、チャットボット開発です。Amazon Bedrockは、AWSの高度なセキュリティ基準やスケーラビリティが魅力で、従量課金制やスループット予約など柔軟な料金オプションが用意されています。
Amazon Bedrockの料金
Amazon Bedrockの料金設定は利用するモデルやトークンの種類によって変動します。以下は参考の一つとして、AI21LabsのJamba 1.5 Largeモデルのオンデマンド料金です(1ドル=143円で換算)。
- 入力トークン1,000 個あたり約0.29円
- 出力トークン1,000 個あたり約1.14円
②Amazon Q
Amazon Qは、AWSが開発した生成AIビジネスアシスタントです。企業の様々なデータソースに接続し、業務効率アップに貢献します。このサービスは、一般ビジネスユーザー向け「Amazon Q Business」、開発者向け「Amazon Q Developer」の2プラン提供しています。
Q Businessは質問応答、要約作成、アイデア提案などを行い、Microsoft 365やSalesforce、Slackといった様々なビジネスツールと連携し、Q Developerはコード生成やデバッグ支援(プログラムの誤りを見つけて直す手助け)、セキュリティ脆弱性のチェックなど、ソフトウェア開発プロセスを効率化します。
Amazon Qの料金
Amazon Qは月払いのサブスクサービスとなります。Amazon Qのプランと料金設定は以下の通りです。
プラン名 | 月額料金(1ドル=143円) |
Amazon Q Business Lite | 約429円 |
Amazon Q Business Pro | 約2,860円 |
Amazon Q Developer | 無料 |
Amazon Q Developer Pro | 約2,717円 |
参照:Amazon Q Business、Amazon Q Developer
③Amazon SageMaker
Amazon SageMakerは、機械学習モデルの構築から展開までを一貫して支援するクラウドサービスです。生成AIモデルを含む様々な機械学習モデルの開発・訓練・デプロイ(実装)を効率化します。
生成AIの分野では、大規模言葉モデルを、特定のデータに合わせて調整・実装する機能が豊富に搭載されています。
Amazon SageMaker JumpStart(Amazon SageMaker の一部機能)を使うと、画像生成AIとして有名なStable Diffusionの事前学習済みモデルを簡単にデプロイして利用できるので、難しい設定なしに言葉で指示するだけですぐに画像を生成できます。
Amazon SageMakerの料金
Amazon SageMakerの料金は、APIの利用回数、保存する情報の量、計算に使うコンピューターの能力、レコメンド機能で処理するデータの量など、サービスの種類によって料金システムが違います。
まずは無料枠内で利用して、利用量にあわせて有料へ移行するのも良いでしょう。
料金区分 | 料金(1ドル=143円) | 無料枠 |
APIリクエスト | 100,000件あたり約1,430円 | 月4,000件まで無料 |
メタデータ保存 | 1GBあたり約57円 | 月20MBまで無料 |
コンピューティング | 1ユニットあたり約254円 | 月0.2ユニットまで無料 |
レコメンド処理 入力 | 1,000トークン約2.15円 | ー |
レコメンド処理 出力 | 1,000トークン約10.73円 | ー |
Stable Diffusionは、AWSを代表する生成AI・Amazon Bedrockで提供されている複数の基盤モデルの中の一つであり、APIを通じて利用できます。ちなみに、Stable Diffusionは、日本語の指示で画像を生成できるJapanese Stable Diffusionもあります。
Japanese Stable Diffusionは以下の記事で解説しているので、Amazon Bedrock、Amazon SageMaker JumpStartを活用したい方はぜひ参考にしてください。
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AWSの生成AIサービスを深く理解し、ビジネスへの応用を具体的に検討したい企業様は、AWSで始めるインフラ構築基礎セミナーが最適です。
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AWSの生成AIを支える周辺サービス6選
AWSには、生成AIと連携し、その実用性を広げるのに有効なサービスが多数存在します。
例えば、生成AIのテキスト出力を音声で活用するためにAmazon Polly、音声をテキスト化するAmazon Transcribeなどです。
ここでは、これらを含めた主要なAWSの生成AIの周辺サービスの定番を6つピックアップしてご紹介しましょう。
サービス名 | 主な特徴 | 対応タスク | 主な対象ユーザー |
Amazon Polly | テキストから自然な音声への変換 | オーディオブック作成、対話システム | コンテンツクリエイター |
Amazon Lex | チャットボットの構築・対話制御 | カスタマーサポート、FAQ対応、音声インターフェース | ビジネスアナリスト |
Amazon Transcribe | 音声からテキストへの変換 | 音声認識、議事録作成、音声分析 | データサイエンティスト |
Amazon Translate | テキストの多言語翻訳 | ウェブサイト翻訳、ドキュメント翻訳 | 翻訳者、グローバルビジネス担当者 |
AWS Lambda | サーバーレスなコード実行環境、イベント駆動型 | 生成AIワークフローの自動化、各種処理の実行 | DevOpsエンジニア |
Amazon Comprehend | テキストの感情、キーフレーズ、構文などを分析 | テキスト分析、感情分析、トピック抽出 | データサイエンティスト、ビジネスアナリスト |
①Amazon Polly
Amazon Pollyは、テキストを自然な音声(29言語以上)に変換するAWSのサービスです。
音の高さやスピード、強調など、音声の表現方法の微調整もできる「音声合成マークアップ言語(SSML)」にも対応し、さらにAPIを通じて簡単に連携できます。
Amazon Pollyは、ウェブサイトでのナレーション、音声ガイドなど、様々な用途で活用されており、AWSの生成AIサービス・Amazon Bedrockが生成したテキストを、Pollyの自然な音声で読み上げることで、より人間らしい情報伝達を実現します。
Amazon Pollyの料金
Amazon Pollyの料金は、使った文字数に応じて料金がかかる従量課金制で、音声またはSpeech Marks(発音記号などのメタデータ)に変換したテキストの文字数で計算されます。
一度生成した音声データは何度でも繰り返し利用可能で、最初の一年間は、音声タイプごとに毎月一定の文字数まで無料です。
音声タイプ | 料金/100万文字あたり(1ドル=143円) | 無料利用枠(最初の12ヶ月間) |
標準音声 | 約572 円 | 500万文字/月 |
ニューラル音声 | 約2,288 円 | 100万文字/月 |
Long-Form音声 | 約14,300 円 | 50万文字/月 |
ジェネレーティブボイス | 約4,290 円 | 10万文字/月 |
参照:Amazon Polly
②Amazon Lex
Amazon Lexは、アレクサと同じ技術を活用した会話型インターフェース構築サービスです。音声認識(ASR)や自然言語理解(NLU)といった高度な技術を基盤とし、専門知識がなくてもチャットボットを直感的に開発できます。
Amazon Lexは、会話の流れを制御するための「意図認識」機能を備えているので、「ユーザーの意図を理解しながら質問対応できるボットを構築したい」という場合に最適です。
Amazon Bedrockなど、AWSの生成AIサービスと連携することで、より自然で文脈を理解した応答へと進化します。
Amazon Lexの料金
Amazon Lexの料金は使用した分のみの従量課金制で、無料利用枠もあります。
リクエストタイプ | 料金 /1リクエスト(1ドル=143円) | 無料利用枠(最初の1年間) |
音声リクエスト | 約0.572円 | 5,000 回/月 |
テキストリクエスト | 約0.10725 円 | 10,000 回/月 |
参照:Amazon Lex
③Amazon Transcribe
Amazon Transcribeは、音声データをテキストに変換するサービスです。複数の話者がいる会話も自動的に区別し、「誰がいつ何を話したか」を正確に文字起こしします。
活用シーンは、カスタマーサポートの通話記録分析、会議の議事録作成、講演や授業の文字起こし、動画コンテンツへの字幕追加など多彩。Amazonの生成AI・Amazon Bedrockと組み合わせると、テキスト要約や感情分析、FAQ作成などを自動化できます。
医療分野に特化したTranscribe Medicalなど、特定業界向けの特化版があるのも特徴です。
Amazon Transcribeの料金
Amazon Transcribeは「秒」単位での従量課金制です。Amazon Transcribeの料金設定は多岐にわたるため、ここでは「標準文字起こし」の料金をお伝えします。
秒 | 料金(1ドル=143円) | 無料利用枠(最初の12ヶ月間) |
25万秒 | 約0.069円 | 3600秒まで無料/月 |
25万1秒~100万秒 | 約0.060円 | ー |
100万1秒~ | 約0.051円 | ー |
④Amazon Translate
Amazon Translateは、54以上の言語に対応する高度な自動翻訳サービスです。テキストだけでなく、HTMLやWord、PowerPoint、Excelなどの各種ファイル形式にも対応しており、海外の顧客とのメール対応や多言語のウェブサイト運営など様々な業務で活用されています。
Amazon Translateは、「カスタム用語集」や特定分野向けの翻訳モデルを搭載し、業界固有の表現や専門用語も自然に翻訳。AWSの生成AIサービス・Amazon Bedrockと連携することで、Bedrockが生成したテキストをスピーディに翻訳してくれます。
Amazon Translateの料金
Amazon Translateは、翻訳タイプによって料金が異なります。Amazon Translateの料金形態は以下の通りです。
翻訳タイプ | 料金/100万文字あたり(1ドル=143円) | 無料利用枠 |
標準テキスト翻訳 | 約2,145円 | 200万文字(12ヶ月間) |
バッチドキュメント翻訳 | 約2,145円 | 200万文字(12ヶ月間) |
リアルタイムドキュメント翻訳(テキストと HTML) | 約2,145円 | ー |
リアルタイムドキュメント翻訳(DOCx) | 約4,290円 | ー |
Active Custom Translation | 約8,580円 | 50万文字(2ヶ月間) |
⑤AWS Lambda
AWS Lambdaは、サーバー管理なしでコードを実行できるサービスです。具体的には、ファイルがアップロードされた、データが更新されたといった特定のタイミングで、事前に設定しておいたプログラムが自動的に実行されるシステムです。
AWSの生成AIサービスAmazon Bedrockと組み合わせることで、AIモデルが出力したテキストや画像などの処理、翻訳、保存、通知などのフローを自動化できます。
AWS Lambdaの料金
AWS Lambdaの料金は、利用状況に合わせて変動します。
具体的には、リクエスト数(Lambda 関数が実行された回数)、コンピューティング時間(実行時間)、Lambda関数が実行された時間(ミリ秒単位)と、その関数に割り当てたメモリ量によって決まり、メモリが多いほど、料金も高くなるという仕組みです。
正確な料金を知りたい場合は、AWS Lambdaの公式サイトの料金見積もりツールをご利用ください。
参照:AWS Lambda
⑥Amazon Comprehend
Amazon Comprehendは、文章から意味や感情を読み取る自然言語処理サービスです。
このツールは、テキストに含まれるキーフレーズや人名・組織名などの情報を自動で抽出したり、ポジティブ・ネガティブといった感情の傾向を分析したりなど、多彩な分析機能を搭載しています。
AWSの生成AIサービス・Amazon Bedrockが生成した文章のトーンをAmazon Comprehendで解析し、文のニュアンスを変えることも可能です。
Amazon Comprehendの料金
Amazon Comprehendの料金形態は、文字数に応じて課金される仕組みです。100文字=1ユニットとして計算され、最低でも300文字分(3ユニット)から課金されます。主な料金は以下の通りです。
機能 | 最低料金/300文字あたり(1ドル=143円) |
自然言語処理 | 約43円 |
個人情報検出(PII) | 約43円 |
カスタム分類・エンティティ抽出 | 約43円 |
トピックモデリング | 約429円/時間 |
AWSの生成AIサービス活用事例
AWSの生成AIサービスの魅力や特徴がわかったところで、「企業ではAWSの生成AIサービスどのように活用しているのか知りたい」という方もいるでしょう。
ここでは、AWSの生成AIサービスを実際に活用している事例を紹介します。
企業名 | 導入前の課題 | 導入したツール | 導入後の改善点 |
第一興商 | ヘルプデスク業務の負荷大、記録の質のばらつき | Amazon Bedrock、Amazon Transcribe、Amazon S3 | 業務効率化、記録品質の統一、FAQ連携による自動化 |
北海道文化放送株式会社 | ニュース配信数増加のための人的・時間的コスト | Amazon Bedrock、Amazon Polly、Amazon DynamoDB | 短時間での記事・動画作成、低コストでの配信数増加 |
①株式会社第一興商
第一興商は、カラオケシステム「DAM」で有名なカラオケ総合企業です。同社の従業員は約3,300名、営業向けの社内問い合わせ窓口には12名が所属し、交代制で1日に平均300件の電話に対応していました。
AWSの生成AIサービス導入前は、問い合わせ窓口での混乱が頻発しており、具体的には、カラオケ機器を操作しながらの電話対応の難しさ、記録内容の人的依存による内容の不均一さなどの課題点があったのです。
この課題解決のため、AWSの生成AI・Amazon Bedrockをはじめ、AWSの複数サービスを組み合わせた仕組みを検証。結果、58件のデータのうち約90%が要約の出来として問題なく、その他の項目でも業務効率化を実証できました。
この結果を受けて、第一興商は、問い合わせ窓口の業務にこの仕組みを本格的に導入。今後は要約した内容をよくある質問システムと統合、会議の記録作成など他の業務にも広げていく予定です。
参照:AWS 生成AI事例
②北海道文化放送株式会社
北海道文化放送(UHB)は、北海道全域を対象とするフジテレビ系列の放送局です。
同局では、ニュースのネット配信を強化したいというニーズがありましたが、制作コストが高く、特にFAXで届くリリース情報をもとにした取材・記事化・動画制作の人的リソース不足など、各面で限界を感じていました。
この課題解決に向けて、AWSの生成AIサービス・Amazon Bedrockを中心に、複数のAWSサービスを導入。具体的には、以下の手順を行っています。
- FAXをPDF化し文字認識
- Amazon DynamoDBで管理
- 記者の追記情報をもとにAmazon Bedrockの「Claude 2.1」が記事を自動生成
- Amazon Pollyでナレーションを作成
- AWS上で動画化
このAWSの生成AIサービスを主軸とした仕組みにより、記事生成は1件あたり約2分、コストも数円と大幅な効率化を実現。ショート動画の制作時間も短縮し、月間100~120本のニュースコンテンツを追加で発信できるようになりました。
この実績を高く評価され、2023年のFNSテクニカルフェアで金賞を受賞。他局からも注目されており、今後も生成AIの活用を広げていく方針です。
参照:AWS 生成AI事例
AWSの生成AIサービスを学習する方法
AWSの生成AIサービスは主に3種類ありますが、AWS全体の幅広いサービスの中で生成AIに関する全体像をつかむのは、なかなか骨の折れる作業です。
情報量が多すぎて、「AWSの生成AIサービスは、結局どこから手をつけたらいい?」と感じる方も多いのではないでしょうか。そんなときは、AWSの生成AIサービスを効率よく学べるセミナーがおすすめです。
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カリキュラムは、クラウドの基本から、ネットワークの作り方、Webサーバーの立ち上げまで、実践力を養えるハンズオン形式でしっかり学習。AWSのサービスを使って、作ったサーバー上で生成AI・ChatGPTを動かす体験もできます。
Webサイトの実装、プログラムを常時起動方法も学びます。安定運用に欠かせない負荷分散や監視の基本も押さえられるので、インフラの知識を着実に身につけたい方に最適。288ページの教材も提供し、復習に力を入れた学習にも対応しています。
AWSの生成AIについてまとめ
AWSの生成AIサービスは、テキスト、画像、要約、翻訳といった多彩で魅力的なサービスを提供する一方で、関連する周辺サービスも豊富に存在するため、その組み合わせに迷う方も少なくありません。
AWSの生成AIサービス導入にあたって最適な方法が不明な場合は、外部の学習サービスを活用するのもおすすめです。まずは、AWSのインフラ構築の基礎を固め、実践的なスキルを段階的に習得していきましょう。