E資格に合格するためにamazonで参考書を準備したいと考える人もいるでしょう。kindle版も用意されていることが多く、E資格対策の参考書を手に入れるにはamazonは適しています。どの参考書を選んだら良いかわからずに悩んでいる人のために、おすすめの参考書を三冊紹介します。どれもターゲットが違うので何を学ぶのに適しているかを確認しておきましょう。
短期集中で数学の基礎が身につく「最短コースでわかる ディープラーニングの数学」
E資格を受ける上で数学に関する基礎から応用まで一通り身につけるのは大きな課題です。微分積分などの解析学や行列を用いる線形代数、確率分布を中心とした統計学などはディープラーニングの分野では欠かせません。E資格でも項目を明確にしてカリキュラムを明示していますが、範囲がかなり広いので本気で学ぼうとするとかなりの労力を必要とします。「最短コースでわかる ディープラーニングの数学」は必要事項をかいつまんで学べるように設計されている参考書で、機械学習への応用を見越した数学の学習を進めたい人に向いています。内容は必要最低限になっていますが、この参考書での勉強を経て次に何を学ぶべきかも付録のマップから判断可能です。
本書の特徴は数学が苦手だった人やずっと数学を仕事で使ってきていない人でも高校レベルの基礎から学べることです。さらに、理論編で基礎を学んだあとには実践編、発展編ではPythonを使ったデータ分析でよく用いられているJupyter Notebookのソースコードで具体的な応用力を身に付けられる構成になっています。E資格でソースコードが出題される場合にはPythonを用いることが定められているので、合格に向けて必要な知識を身につけることが可能です。現場でエンジニアとして働くようになった場合にもJupyter Notebookを使用するケースが多いことから、実務への対応力も同時に高められるでしょう。
統計学の苦手意識を克服できる「マンガでわかる統計学 素朴な疑問からゆる~く解説」
ディープラーニングや機械学習では統計学についての深い理解と多様なシチュエーションに対応できる応用的な思考力が重要になります。E資格でも重視されている分野なのでしっかりと学ぶことが必要です。ただ、統計学は漠然としていてイメージしにくく、数学的な計算も多いので苦手意識を持っている人も多いでしょう。「マンガでわかる統計学 素朴な疑問からゆる~く解説」は苦手意識を払拭して、上手に確率や統計の理論を使えるようになるために読む参考書として適しています。マンガなので読みやすくて抵抗感なく受け入れられるのが魅力ですが、応用へ向けた考え方も学べる設計になっています。まずは統計とはどういうものなのかを理解して本格的な勉強を始めるきっかけにしたいというエンジニアにとって重要な情報源になる参考書です。
本書では平均や分散、標準偏差といった統計学の基本用語の概念をイメージできるようにすることから始まり、いろいろな統計分布、仮説検定などについて紹介する形になっています。基本的な方針は統計学を好きになってもらうというものなので、苦手で手を付けるのに抵抗感が強い人ほど手に取ってみると良い一冊です。ただ、ディープラーニングに特化した内容になっているわけではなく、あくまで総論、概論という考え方で読み進めることが必要になります。E資格で実践的に使えるノウハウを身につけるためにはもう一冊専門書を読んでおくことが重要になるでしょう。
入門から実用まで活用できる「ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装」
Pythonを使った実践的なスキルを身につけるのはディープラーニングを活用するエンジニアとして成功するためには重要な点です。その実用書としても入門書としても有用なのが「ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装」です。ディープラーニングの概念や基本的なアルゴリズムの理解から始まり、ゼロからコードを書いてディープラーニングのシステムを構築して実装できるようにするまでのストーリーが描かれています。ディープラーニングは他の手法に比べて何が優れているのかといった本質的なことから学べるので、自信を持ってディープラーニングを活用できるエンジニアに成長できるでしょう。
本書はディープラーニングや人工知能、機械学習といった分野での最新のトレンドを反映して応用例を盛り込んでいるのも特徴です。画像認識や画像生成、自動運転や強化学習などといった既に実用化が進められている分野についても典型例を解説しています。E資格に向けた学習を通してどんな意識を持ち、最終的にはどのような場面で活躍していくと良いのかをはっきりと認識できるのが魅力です。その実現に向けて外部ライブラリを使わずにゼロから作ることを基本にしているのが本書の特色で、長期的に見ると欠かせないスキルを育むことができる一冊です。
合格を目指して参考書を活用しよう
amazonではディープラーニングについて学べる参考書がたくさんあります。E資格に合格するには広く深い知識を付ける必要があるため、どんなことを学ばなければならないのかをよく考えて適切な参考書を選ぶのが肝心です。ここに挙げた参考書は多くのエンジニアにとってプラスになるものなので、まずは内容を見て自分に必要なものかを確認してみましょう。