E資格取得を目指したい初心者の方必見!独学や個人受験の方法

E資格取得を目指したい初心者の方必見!独学や個人受験の方法

AIエンジニア向けの資格としてE資格があります。エンジニアのAI技術を高めるため「一般社団法人日本ディープラーニング協会(以下JDLA)」が創立しました。また、AI技術を牽引する世界の大手企業が監修および協賛しています。履歴書にE資格を有していることを記載していると就職や転職活動をする上で有利となります。個人受験かつ独学で受験を目指すのであれば、有益な情報を集め、時間を有効に使って合格を目指しましょう。

E資格の受験について解説!

E資格の試験は年2回行われています。試験の難易度を考える上で気になる合格率ですが、例年60%以上となっています。幅広い年齢層が受験しますが、20代や30代の受験者が多くを占めています。しかし、年代によって合格率に偏りはみられません。また、受験者の多くはIT企業の会社員ですが、学生の方が合格率は高いです。このことから実務経験がなければ必ずしも合格できないということではないと言えます。つまり、参考書や推薦図書などを使い、しっかり学習することが重要です。

E資格を学ぶ前にディープラーニングの参考書で学習を!

E資格を取得するためには、ディープラーニング協会認定の講座を受講する必要があります。この講座の受講料は高額かつ約3カ月の期間を要すため、受講前にディープラーニングをしっかり学び講座を理解できる知識を身につけておくことが大事です。まずは参考書でディープラーニングを学習しましょう。とはいえ、初心者の方はどの参考書で勉強すれば良いのか分からないと思いますので紹介します。おすすめの参考書は「E資格を習得するにあたって必要な数学を学べる本」と「機械学習プログラミングだけを学べる本」です。いきなりディープラーニングを学ぼうとするよりも線形モデルなどの知識を先に身につけてからにすると、理解しやすいでしょう。

E資格取得のための推薦図書を紹介!

ディープラーニングの知識を深めてからE資格の学習に進みましょう。E資格には過去問題集がないので、推薦図書を5冊紹介します。1冊目は「Pythonではじまる機械学習」です。ディープラーニングの基礎を学べる参考書のため、初心者におすすめです。2冊目は「ゼロから作るDeepLearning」です。ディープラーニングの本格的な入門書のため、先程紹介した「Pythonではじまる機械学習」の後に読むとさらに知識が深まります。
Pythonではじめる機械学習

ゼロから作るDeep-learning

3冊目は「機械学習入門ボルツマン機械学習から深層学習まで」です。機械学習を基礎から学べるようにイラスト付きで分かりやすく解説しています。4冊目は「深層学習」です。深層学習の解説として世界的に評価されている本です。基礎から理論までしっかり学習したい場合におすすめします。5冊目は「人工知能プログラミングのための数学が分かる本」です。人工知能プログラミングを基本からやさしく学習することができます。そのほかにもJDLA監修書籍や推薦書籍、G検定合格者推薦図書などがあるので、自分に合った本を選ぶと良いでしょう。

機械学習入門ボルツマン機械学習から深層学習まで

深層学習

人工知能プログラミングのための数学が分かる本

E資格受験に欠かせないJDLA認定講座を解説!

E資格受験にはJDLA認定講座の受講が必須になっています。受講費用が高額なため安価な講座を探したい気持ちは分かりますが、内容も重視していきたいものです。初心者の方はどの講座を選べば良いのか迷うと思います。こちらでおすすめの講座を紹介していきます。1つ目はアイスタディ株式会社の「現場で潰しが効くディープラーニング講座」です。視聴課題レポートの評価やオンラインでの特別講義などがありおすすめです。

2つ目は株式会社AVILENの「全人類がわかるディープラーニング体系講座」です。プログラミング未経験者でも安心して受講できる内容になっています。3つ目はスキルアップAI株式会社の「現場で使えるディープラーニング基本講座」です。G検定のテキストを発行している企業でAI関連講座も多く開催しています。この3つの企業はサイトで合格率を掲載しているので興味のある方はご覧ください。また、認定講座を通してAI関連の知識が深まるだけでなく人脈も広がるため、さまざまな講座の情報を仕入れて自分に合った講座を選びましょう。

E資格の個人での申し込みの方法や試験会場を解説!

JDLA認定プログラムを修了後、JDLA事務局から受験者へ「受験申込コード」がメールで届きます。この「受験申込コード」がないとE資格試験サイトで申し込みが出来ないため、届かない場合は受講した認定プログラム事業者へ確認してください。「受験申込コード」を受領後、期日を守ってサイトに申し込みます。この際、受講料がかかるので忘れずに支払いましょう。E資格申込方法や試験当日について不明な点があった場合は、「受験サポートセンター」へ問い合わせしてください。

また、E資格試験は全国の共通会場にて実施します。会場はE資格試験サイトの「テストセンター一覧」や「テストセンター空席照会」にて確認が必要です。希望の会場が満席にならないよう早めに申し込むほうが良いでしょう。

独学でE資格の個人受験を目指す方は基礎学習からしっかりと!

初心者の方が独学でE資格受験を目指すには、勉強時間をしっかり確保して臨むことをおすすめします。それは、ディープラーニングの基礎からきっちり学習することが必要となるからです。焦って最短かつ最安で目指すことはおすすめできません。それよりも、自分に合った参考書や講座を選んでじっくり受験まで準備をすることをおすすめします。