AIで仕事なくなる?AIで代替される仕事に就いている場合の対処法とは

AIで仕事なくなる?AIで代替される仕事に就いている場合の対処法とは

AIの登場で各業務が自動化できると言われており「私は働き続けられるのだろうか?」「AI時代でも職に困らないようにするためにはどうすればいいのだろうか?」と悩んでいる方もいるでしょう。


そのような悩みを抱えている方向けに、AIで代替できる仕事AIで代替できない仕事をご紹介します。

この記事を読めば、AIで代替できる仕事に就いている場合に、どのような対策をすればよいか理解できるようになるため、ぜひ参考にしてみてください。

AIとは

AIとは

まずは、AI(人工知能)とは何かを理解しておきましょう。

AIとは

AI(Artificial Intelligence)は、人間の知性や知覚を人工的に再現したものをいいます。汎用的人工知能は登場していませんが、特定領域において人間をはるかに凌駕する卓越したAIが登場しています。

例えば、医療分野では画像診断AIにより精度の高い診断が行えるようになりました。また金融分野では各取引を超高速に処理できるAIが利用されるようになりました。

AIは1960年代に登場したものですが、2000年代以降、コンピュータがデータのルールやパターンを発見して自己学習できるようになったことから各分野で採用され始めてきています。

AIの得意分野

AIの得意分野は以下の通りです。

  • データの高速処理
  • ルールが決められた作業
  • 複数のデータから共通点を抽出する作業
  • 過去のデータを参考にしながら、将来を予測すること

AIの不得意分野

AIの不得意分野は以下の通りです。

  • クリエイティブ(イラスト・作曲・執筆)作業
  • 相手の気持ちを汲み取ること
  • 少ないデータで将来を予測すること
  • 合理的でない判断
  • デバイス性能を超える作業

仕事がAIで代替される割合は49%

仕事がAIで代替される割合は49%
出典元:『野村総合研究所 News Release』

野村総合研究所とオックスフォード大学の共同研究の調査報告書で、国内の49%の仕事がAIで代替されると発表しました。

調査報告書では特別な知識・スキルが求められない仕事をはじめ、データ分析や秩序的・体系的操作が求められる仕事は、AIで代替えされる可能性が高いと述べられています。

この調査報告書を発表した理由は、人々が2030年になっても働けるように備えるためです。そのため、2030年にAIに代替えされる仕事かどうかを確認しておきましょう。

AI代替でなくなる可能性が高い仕事

AI代替でなくなる可能性が高い仕事には、以下のようなものがあります。

一般事務

一般事務のデータ入力はAIで自動化できるため業務量が減ります。AIで事務処理すれば、ヒューマンエラーが起きる心配もありません。

一般事務の全ての業務を自動化できるわけではありませんが、業務量が削減できるため、人員削減を検討する企業が増えていくでしょう。事務職の正社員求人は倍率が高く人気ですが、AIが普及すると更に狭き門となります。

銀行員

銀行員の仕事は、AIにより減少してきています。これまで、銀行員が顧客に金融商品を提案していました。

しかし、AIが膨大なデータ分析し、将来予測を得意としていることからAI推奨の金融商品を購入する顧客が増えてきました。

2000年にジャパンネット銀行と呼ばれるネット銀行が登場して、銀行が店舗を構える必要もなくなりました。

デジタルが進化することで、銀行員の業務は減ってきていることから、銀行の大規模リストラが起きています。

警備員

警備員もAIで代替えできます。例えば、2022年6月に成田国際空港に搭載された警備ロボット「cocobo(ココボ)」は、決められたルートを歩行者や障害物を回避しながら巡回し、放置物や人の転倒など異常を検知したら常駐警備員に通知するという役割を果たしています。

このような警備ロボットの登場で、警備員が24時間365日監視する必要がなくなってきています。

建設作業員

建設作業員は炎天下の中、重労働をしなければならず3Kで人材不足の悩みを抱えています。建設作業員の人材不足の問題を解決するため、AI搭載の無人化建設機械が続々と登場しています。

無人化建設機械を使用すれば、土砂を降ろしたり、土砂を踏み固めたりなど、作業の自動化ができます。中国では3Dプリンターを使用して水力発電用ダムの建築が行われています。

店舗スタッフ

近年、AIを搭載した無人店舗が続々と登場しています。店舗に入るときに認証システムを活用して入店を許可し、お客様が持っているカゴの中の商品をセンサーでキャッチしてセルフレジで決済をしてもらい出店を許可します。

このような仕組みの無人店舗が増えれば、商品の仕入れや陳列作業は必要ですが、販売や決算のためのスタッフは必要なくなるでしょう。

ドライバー

完全自動運転ができる自動車が登場すれば、タクシー運転手やトラック運転手などのドライバーは不要になります。

世界各地で動向は異なりますが、日本では2023年4月より特定条件下での自動運転が解禁されました。地方では、自動運転のバスが運行し始めています。

日本の法律が大きく影響しますが、自動運転が許可されれば、ドライバーの仕事は減っていくことでしょう。

マーケティング

AIは大量のデータの分析を得意としているため、マーケティングの精度を上げることができます。GoogleやYahoo!の広告を出稿する際にもAIが利用でき、広告運用の自動化ができるようになりました。

また、生成AIを利用すればクオリティ高いイラストや文章を生成することも可能です。全ての仕事がなくなることはありませんが、マーケティングも少ない人数で体制を築いていくことになるでしょう。

工場作業員

工場作業員の仕事もAIで代替えできます。近年、AIとIoTを導入してスマートファクトリーが作られ始めています。

とくに機械メーカーが産業ロボットを開発し始めており、ライン作業はロボットで完結できるようになってきました。高性能な家電製品がリーズナブルな価格で購入できると評判のアイリスオーヤマは、工場ラインの無人化を実現しています。

今後、より多くの工場で無人化が加速していくことでしょう。そのため、近未来、工場作業員の仕事がなくなっていきます。

AIで仕事がなくなる場合の対処法

AIで仕事がなくなる場合の対処法

AIで代替えできる仕事をご紹介しましたが、2030年以降も働くためにはどうすればよいのでしょうか?AIで代替えできる仕事に就いている場合の対処法を覚えておきましょう。

AIを上手く活用して業務効率化する

AIで代替えできる仕事をご紹介しましたが、全ての仕事がなくなるわけではありません。例えば、事務員の場合AIを上手く活用できて3人で回している業務を1人で回せれば重宝されるでしょう

そのため、現在の仕事を長く続けたい場合もAIを活用するスキルを身に付けておくことをおすすめします。

AIで代替されない仕事に転職する

AIで代替されない仕事に転職をするのも1つの選択肢です。AIが不得意分野とする仕事に転職をすれば、AIの影響を気にせずに働き続けることができるでしょう。

[AIで代替されづらい仕事]

  • 営業職
  • 介護職
  • 保育士
  • 看護士
  • カウンセラー
  • コンサルタント
  • 教師
  • 医師

とくに医療業界は人材不足が深刻化しています。そのため、長期的に働ける仕事として注目を浴びています。

AIが生み出す仕事に転職する

ビジネスでAIが活用され始めると、以下のような新たな仕事が登場します。AIで登場する新たな仕事に就けば高年収を得ることも可能です。

  • AIエンジニア:AIシステムを作り出す
  • データサイエンティスト:大量のデータを分析して問題を解決していく
  • データアナリスト:データの活用方法を提案していく
  • AI営業、活用コンサルタント:生産性向上や業務効率化を提案する

AIが生み出す仕事に転職したい場合は「E資格」や「G検定」などを取得しておくことをおすすめします。各資格の概要について詳しく知りたい方は、下記の記事を読んでみてください。

関連記事:『G検定とは?G検定に合格するための勉強方法を解説!

関連記事:『E資格は転職に有利?未経験者でもAI関連会社に転職する方法まで解説

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まとめ

AIは、人間の知性や知覚を人工的に再現したものをいいます。AIは1960年代に登場したものですが、2000年代以降、コンピュータがデータのルールやパターンを発見して自己学習できるようになったことから、各分野で採用され始めています。

2030年には49%の仕事がAIで代替えされると言われているため、働き続けたいと考えている方は、AIに代替できない仕事に転職したりAIを学んだり対策をしておきましょう。

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