G検定とは?G検定に合格するための勉強方法を解説!

G検定とは?G検定に合格するための勉強方法を解説!

理系の研究者やエンジニアだけがAI技術を知っておけばいい時代は終わりました。

AppleのSiriやAmazonのスマートスピーカーなど、AI技術を使った製品は日常生活でも広く使われています。今後はさらに進化を見せ、AIは人間にとって欠かせないものとなるでしょう。

AIはITや研究職の世界だけでなく、文系のビジネスパーソンや経営者にとっても重要なテクノロジーです。知っておかなければ、知らずのうちにビジネスチャンスを逃してしまうことにもなりかねません。

そんなビジネスパーソンや経営陣にオススメの資格がG検定(ジェネラリスト検定)です。G検定を取得できれば、AIの専門家として見られることはもちろん、検定を実施しているJDLA(日本ディープラーニング協会)の交流会にも参加できます。AIを通じて、新たなビジネスチャンスに繋がる可能性があるのです。

そこで、この記事ではG資格の概要や効果的な勉強法などを詳しく解説していきます。

G検定とは?

 

G検定は、「ディープラーニングの基礎知識があり、事業活用できる人材(ジェネラリスト)の育成」を目的としています。この検定に合格することで、AIについての様々な提案ができるようになることが想定されています。

ジェネラリスト育成のための検定なので、幅広く門戸が開かれています。受験資格はなく、どなたでも受験できます。

G検定の試験概要

120分の試験時間の間に200問以上を解答する必要があり(前回試験は226問)多肢選択式の回答形式。

主に知識問題が出題されます。

Ø  試験日程

2021年のG検定の試験日は年に3回あります。

回数 日付
第1回 2021年3月20日(土曜日)
第2回 2021年7月17日(土曜日)
第3回 2021年11月6日(土曜日)

いずれの日程も土曜日開催です。

Ø  受験方法

オンラインでの試験のため、自宅や会社で受験する形になります。

Ø  費用

一般の人は12,000円(税抜)で学生は5,000円(税抜)です。

学生は一般の半額以下で受験できるので、金銭的には優遇されていますね。

支払い方法はクレジットカード決済かコンビニ決済が選べます。

Ø  団体申込

もちろん、企業単位で団体申込も出来ます。既にNTTやKDDIといった携帯キャリア大手や日立システムズやPanasonicといった大手電機メーカーのほか、丸井グループ、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構といった、一見AI技術開発とは無縁と思われる企業なども、団体受験を実施しています。

G検定の難易度

G検定はとにかく問題の量が多く、素早い回答処理能力が求められます。

オンラインでの受験ですが、テキストなどを見る余裕は全くありません。

ジェネラリストを育成するための検定なので、応用数学などを駆使しての専門的な問題こそ出ないものの、高校数学程度の知識は知っておく必要があります。

試験範囲

試験範囲はシラバスとして公開されています。

細かく単元が分かれていますが、ざっくりと次の3つに区別できます。

  • 人工知能全般について問う問題
  • ディープラーニングの手法など技術的なことの関する問題
  • ディープラーニングをめぐる法律や倫理についての問題

このなかでも難しいのが、「ディープラーニングの手法を問う技術的な問題」です。

「シグモイド」や「ReLU」などの活性化関数や、画像や音声認識に使う「CNN・RNN」などの手法などが出題されます。

ただ単語を知っておけばいいわけではなく、明確に説明できるレベルになってないと解答は難しいでしょう。

しっかり対策をしておく必要があります。

G検定のオススメ勉強法

G検定に合格するための効率的な勉強法は

  • 本で学ぶ
  • 動画で学ぶ
  • セミナーや講座を受講する

の3つがあります。

本で学ぶ

JDLAの公式サイトにはG検定に合格するための推奨テキストが掲載されています。G検定に合格した人たちの推薦図書というコーナーもあり多くの書籍が取り上げられています。

オススメは以下の2冊です。

  • 「深層学習教科書 ディープラーニング G検定(ジェネラリスト) 公式テキスト」
  • 「人工知能プログラミングのための数学がわかる本」。

前者はG検定に完全準拠した参考書。この本だけで合格するのは厳しいですが、G検定に必要な知識がコンパクトにまとまっています。

後者の「人工知能プログラミングのための数学がわかる本」はAIエンジニアになるためのオンライン学習サービス「Aidemy」を立ち上げた起業家の石川聡彦社長が執筆した本。

人工知能プログラミングに必要な数学の知識を、中学レベルからわかりやすく噛み砕いて解説してくれます。

文系で数学がよくわかっていない受験生にはピッタリの参考書です。

G検定合格者が選ぶオススメ参考書ランキングにも2位に入っています。

動画で学ぶ

本での網羅的な学習は大事ですが、まずは動画でAIについての知識を増やしておくと、記憶の定着率が増します。

オンラインの動画学習サービスのUdemyでは良質な人工知能についての動画が数多くあります。

動画サービスといえば、Youtubeだって貴重な情報源。

JDLAの理事長で人工知能研究の第一人者である松尾豊教授のYoutubeでの動画を見るだけでも、AIについての理解は深まります。

セミナーや講座で学ぶ

G検定合格までの時間を1番ショートカットできるのは、やはりセミナーや対面での講座に参加することでしょう。

テキストもわかりやすいものが多く、専門の講師から教わりながら学習できるので理解も早いです。

スキルアップAI社のAIジェネラリスト基礎講座はG検定に対応していて、対面とオンラインの両方に対応しています。対面講座を選んだ人限定で、G検定の試験対策の動画も見ることができます。

同じくG検定に対応している、AI研究所のビジネス向けAI完全攻略セミナーは内容も充実していて費用もリーズナブル。

G検定の単元の中でも難関とされている、デュープラーニングの技術的な手法についても専門の講師がわかりやすく説明します。

また、業務やビジネスにおいてAIをどう活用したらよいかということまで理解できるようになります。

実際にAIを作成しながら講義をするなど、受講生がスムーズに理解できる工夫もしており飽きさせません。

それでいて費用もスキルアップAI社のAIジェネラリスト基礎講座の半額以下と安くコスパがいいです。

前提知識もいらないので、少しでも興味のある方はぜひ参加してみてください。

まとめ

G検定は新しい検定ですが徐々に受験者数も増えています。

合格率も50%台から70%台ですから、きちんと勉強すれば努力が報われるはずです。

この記事に書いてある勉強法を参考にし、合格ラインに達していけるようまい進していきましょう。

  • G検定はディープラーニングの事業活用ができるジェネラリストの育成を目指した検定
  • 2020年の試験日は3月・7月・11月の3回ある
  • ディープラーニングの手法など技術的な問題が難関である
  • 本で学習するなら公式テキストや人工知能プログラミングのための数学がわかる本がオススメ
  • 動画学習ならUdemyやYoutubeでAI関連の動画を見よう
  • セミナー受講ならAI研究所のビジネス向けAI完全攻略セミナーの内容が充実している