G検定の合格ラインは?出題傾向などを解説!

G検定の合格ラインは?出題傾向などを解説!

AIに関連するエンジニアやシステムコンサルタントにとって、自らの知識や能力を証明する資格の取得は必要不可欠だといえるでしょう。一方でIT関連資格は種類が多いため、どの資格を取得すればよいのか悩んでいる人も多いようです。近年注目を集めているディープラーニングに関する知識や能力を証明したい人は、まずは今回ご紹介するG検定にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

G検定はAIに関する幅広い知識が問われる検定試験です

G検定はJDLA(日本ディープラーニング協会)が主催する、AI関連の検定試験です。G検定のGはジェネラリストを略したものであり、ディープラーニングに関する専門的な知識を有し事業に活用できる人材(ジェネラリスト)を育成することを目的として、試験が開始されました。AIとは人工知能のことであり、例えばチェスや将棋を人間とコンピューターが戦う場面を思い浮かべるとわかりやすいのではないでしょうか。

AIの手法には様々なものがあります。当初は人間が詳細なルールを設定して、コンピューターがこれに従って判断を行う手法が採用されていたのですが、ルールの設定が煩雑でメンテナンスに手間がかかるため、一般にまでは普及しませんでした。その後人間が判断の基準となる基本的な情報の定義を行い、コンピューターが定義に従って自己判断を行う機械学習の手法が採用されたことで、AIは広く普及したのです。

さらに近年ではコンピューター自身が判断の基準を判断する、ディープラーニング(深層学習)という手法が注目を集めています。クラウドによるビッグデータを活用することで、コンピューター自身が膨大なデータの中から顕著な特徴を抽出し、その特徴に基づいた情報の分析を行うことが可能となったのです。G検定ではディープラーニングを中心とした、AIに関する幅広い知識が問われることになります。

G検定試験のスケジュールや受験資格や合格率は

G検定試験を主宰するJDLA(日本ディープラーニング協会)は、ディープラーニングを中心とする技術による日本の産業競争力の向上を目指して設立されました。G検定は比較的新しい検定試験で、第1回の試験は2017年の12月に行われています。試験は年に数回行われますがその時期は不定期となっているため、直近の試験のスケジュールについてはJDLAの公式ホームページで確認してみてください。受験資格に特別な制限はありませんが、試験はオンライン形式で行われるため、受験にはパソコンやインターネットが利用できる環境が必要になります。

G検定の合格ライン

試験時間は120分間で、時間内で220問程度の多肢選択式の知識問題への回答を行います。G検定の合格率は試験の回ごとにそれぞれ異なりますが、近年の試験においては55%~75%程度となっています。
6割~7割程度が合格ラインだと考えればよいでしょう。
試験への申し込みはJDLAの公式ホームページから行えます。
2020年1月の時点における受験料は、一般の場合には12,000円(税別)、学生の場合には5,000円(税別)となっています。

G検定の合格ラインは?問題傾向などを解説!

G検定試験に合格するためには、AIに関する幅広い知識を習得することが必要になります。身に付けた知識は日常の業務や商談などに役立ちますし、IT業界への就職を希望する学生にもおすすめの試験だといえるでしょう。G検定試験の合格者はjdla及びG検定に関するロゴを名刺に入れることが認められ、さらに検定合格者のコミュニティであるCDLE(Community of Deep Learning Evangelists)への参加が認められるという特典があります。

G検定試験に合格するための学習方法は

G検定の出題範囲は、「AI(人工知能)にかかわる分野」「機械学習に関わる分野」「ディープラーニングに関わる分野」の3分野となっています。JDLAは試験に必要な知識のガイドライン(シラバス)を設定しており、試験ではシラバスの内容から出題が行われます。シラバスの詳細はJDLAの公式ホームページから確認することができますし、JDLAが発行するG検定公式テキストにも記載されています。

G検定はオンライン形式の自宅受験なので、試験の際にはシラバスの内容を参照することや、インターネットで情報を検索することが認められます。ただし実際には120分の制限時間内に220問程度の小問題への回答が求められるため、合格するためにはあらかじめしっかりと学習に取り組んで、知識をインプットしておくことが必要になるのです。

G検定は決して易しい試験ではありませんが、出題の内容は基礎的な項目が中心になっているため、自学自習で合格を目指すことができます。具体的な学習方法としてはシラバスの内容や公式テキストなどをじっくりと読み込んで、さらに問題集を繰り返し解くことで知識の定着を図る方法がおすすめです。時間に余裕があれば独立行政法人情報処理推進機構社会基盤センターが発行する、AI白書の最新版にも目を通してみてください。

G検定の合格ラインは?問題傾向などを解説!

AIに関する知識を深めて新しい時代に対応しましょう

今後はさらなる技術の進歩により、人間が行っていた作業の多くがAIに置き換えられることが予想されています。ディープランニングを中心としたAIに関する幅広い知識を証明するG検定は、IT業界で働く人やIT業界を志望する学生はもちろんですが、さらに幅広い様々な人におすすめの検定試験だといえるでしょう。AIに関する知識を深めることで、新しい時代に迅速に対応することができるのです。

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