一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)のG検定は合格すると、キャリアアップができるのだろうか?就職・転職を有利に進めることができるのだろうか?
G検定に合格しても意味がないなら、試験勉強なんてしたくない…と思う方もいるでしょう。
今回はG検定がどのような試験であるか解説します。
この記事を読めば、G検定の試験について理解が深まり、受験すべきかどうか判断できるようになります。そのため、G検定に興味を持っている方は記事を読んでみてください。
G検定とは
G検定とは一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)が実施するAI・ディープラーニングの活用能力を認定する試験です。AIをビジネスに活用していく能力を保有しているかどうかを証明できます。
つまり、G検定に合格すれば、以下のようなことができるようになります。
- AIで何ができて、何ができないのか理解できる
- AIをどのように活用すれば良いか把握できる
- AIを活用するためには何が必要であるかが理解できて準備ができる
- 生成AIを使用する上でのリテラシーに自信が持てるようになる
- AIのスキルを身に付けてAI人材として活躍できる
G検定の試験概要
試験時間 | 120分 |
出題形式 | 知識問題(多肢選択式) |
出題数 | 200問程度 |
試験範囲 |
|
試験会場 | オンライン実施(自宅受験) |
試験開催日 | 年5回(3月・5月・7月・9月・11月) |
受験費用(税込) | 一般:13,200円 学生:5,500円 |
G検定の合格率や難易度
2017年から開催しているG検定の受験者数や合格者数は以下のように推移しています。
受験者数 | 合格者数 | |
2022#2 | 6,398名 | 3,917名 |
2022#3 | 7,502名 | 4,964名 |
2023#1 | 7,150名 | 4,705名 |
2023#2 | 3,052名 | 2,075名 |
2023#3 | 4,518名 | 3,106名 |
累計受験者数は10万人で、累計合格者数は7万人なので平均合格率は70%と考えおくと良いでしょう。
また、エンジニア以外にも製造業の方や運輸業の方、大学生が受験していて合格しています。
そのため、シッカリと勉強すれば合格できる試験です。
G検定の難易度について詳しく知りたい方は、下記の記事をお読みください。
G検定の勉強方法
一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)がG検定に合格した人に実施したアンケートによると、合格者の勉強時間は15~50時間となっています。
短期間の勉強でG検定に合格するためにも、JDLA推奨の勉強方法を把握しておきましょう。
G検定の参考書・問題集を使用して学ぶ
JDLA推奨の参考書を何度か読み問題集を解いて、 間違えたところを復習するという勉強方法が推奨されています。G検定の合格者が利用していた参考書・問題集は以下の通りで、「とてもわかりやすい参考書・問題集」と評判です。
そのため、G検定関連の書籍を購入する際の参考にすることをおすすめします。
G検定の合格者が学習に使用した教材
- 深層学習教科書ディープラーニングG検定(ジェネラリスト)公式テキスト第2版
- 最短突破ディープラーニングG検定(ジェネラリスト)問題集 第2版
- 徹底攻略ディープラーニングG検定ジェネラリスト問題集
- ディープラーニングG検定(ジェネラリスト)最強の合格テキスト(明瞭解説+良質問題)
- スッキリわかるディープラーニングG検定(ジェネラリスト)テキスト&問題演習
JDLA認定プログラムを受講する
JDLAは事業者が提供しているG検定の試験対策講座をJDLA認定プログラムとして認定しています。
さまざまな講座を認定していますが、認定プログラムを受講すると、効率的に学習ができます。
例えば、株式会社VOSTの「JDLA認定 G検定対策講座」であれば、最短1日でG検定を学ぶことができます。
最短1日でG検定の合格に必要な知識が習得できるJDLA認定 G検定対策講座に興味がある方は、下記からサイトをご覧ください。
G検定の合格者の勉強方法を知る
G検定の公式サイトには、合格者の勉強方法が紹介されています。
その中でもおすすめなのが「G検定公式学習法講座」です。
G検定の合格者をゲストで招いて「G検定に合格するために、どのように学習したか」を教えてもらえます。そのため、G検定の受験を検討しているけど、どのように勉強すればよいのだろうかと悩んでいる方は動画を視聴して情報を収集しましょう。
G検定の勉強方法について詳しく知りたい方は、下記の記事を読んでみてください。
G検定に合格した人の声
G検定に合格すると、リスキリングができてキャリアップが実現できます。
G検定の合格者は以下のようなキャリアアップに成功しています。
子供のプログラミング教育のために勉強して出世を果たした
北九州市の髙塚靖彦さんは、子どもたちが学校でプログラミング教育を受けることをキッカケにAIに興味を持ちG検定を受験しました。G検定に合格後、E資格を受験して合格しています。
高塚さんは子どもと一緒に勉強を始めただけですが「こういう仕組みでAIはできているんだ」と興味が湧いて、学んだことが仕事に繋がればいいなと思っていました。
そして、希望していたデジタル市役所推進室に異動しました。
AI音声認識を活用した議事録等作成支援システムやAI-OCRなどのAI導入を進め、自治体の業務効率化をし、業務時間を約5,500時間削減と成果を出すなど社内で大活躍しています。
リスキリングしてから待遇がアップした
証券会社のバッグオフィスで業務を担当するCさんは、AI関連の資格を取得すれば報酬アップ、インセンティブがもらえると聞き、G検定の受験を決めました。
そのような動機でAIを学び始めましたが、AIを活用してバッグオフィス業務を効率化できることに面白さを感じることができたようです。
現在はバッグオフィスにRPAやAI-OCRを導入して、バッグオフィス業務の効率化の提案をして活躍しています。そして、現在はE資格の勉強をしており、データサイエンスや統計学を学んでキャリアップしたいと、イキイキと働けるようになりました。
このように、G検定を受験してリスキリングすることにより、個人の挑戦意欲が上がっています。
補足:企業ではリスキリングが開始されている
デジタル教育推進が始まっており、従業員にG検定の取得を推奨する企業が増えてきています。
全従業員にG検定合格を推奨する企業も出てきていますが、そのような動きをしている企業は以下の通りです。
- 中外製薬
- トビー工業株式会社
- 株式会社ラック
- 株式会社大林組
- サントリーグループ
- みずほフィナンシャルグループ
- 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
- キャノンMG
- コクヨ株式会社
- ダイハツ工業株式会社
- 三井住友フィナンシャルグループ
- ダイキン工業
など、上記は一部の企業ですが、さまざまなところでリスキリングが始まっているため、G検定が取得すると就職・転職が有利になることでしょう。
G検定の試験対策におすすめの「G検定対策講座」
G検定の受験を検討している方は、JDLA認定プログラム「G検定対策講座」を受講してみてください。
ここでは、G検定対策講座の魅力をご紹介します。
最短1日でG検定対策ができる
G検定対策講座は「午前の部」「午後の部」の2部構成です。
午前の部では、AIの基本的な仕組みを理解してアルゴリズムを扱えるようになることを目指し学習していきます。午前の部を受講すれば、アルゴリズムの仕組みや種類について理解できるようになれます。
午後の部ではAIの応用知識を習得していき、最新のAI技術について理解は深められます。
このように、最短1日でG検定の合格に必要な知識を習得できることが魅力となっている講座です。
受講スタイルを選べる
G検定対策講座は、受講者の方の希望する受講スタイルを3つの中から選べます。
会場受講 | 会場にて講師と対面で受講したい方におすすめの受講スタイル |
ライブウェビナー | オンラインで講師に質問しながら学習したい方におすすめの受講スタイル |
eラーニング | 場所を問わずに自分のペースで学習したい方におすすめの受講スタイル |
リーズナブルな料金体系
G検定対策講座は1人でも多くの方に講座を受講してもらえるように、リーズナブルな価格を実現しました。料金体系は以下の通りです。キャンペーン期間中に申し込むとお得です。
少しでも、受講料金を抑えたい方はキャンペーン期間中に受講を申し込んでみてください。
通常価格(税込) | キャンペーン価格(税込) | |
会場受講 | 52,800円 | 30,800円 |
ライブウェビナー | 52,800円 | 30,800円 |
eラーニング | 44,000円 | 5,500円 |
JDLA認定G検定対策講座に興味が湧いた方は、以下のサイトより申し込みをしてください。
G検定とは? まとめ
今回はG検定とは何かをご紹介しました。
G検定の合格者は、社内のDX推進担当にキャリアップをしたり、社内業務を効率化する提案をしたりと活躍の幅を広げています。
もちろん、G検定に合格すれば、就職・転職も有利に進めていけるでしょう。
JDLAの公式サイトにはG検定の試験概要だけでなく、勉強方法まで紹介されているため、興味がある方はチェックしてみてください。この記事を読んでG検定に興味を持った方は、これを機会にG検定を受験してみてください。